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Amazon検索で良コスパ品を探す方法 家庭用3Dプリンタの例

具体的に欲しい製品名が決まっているわけじゃないけれど、欲しいジャンルは決まってる。例えば、「3Dプリンタがほしい!」など。。

こんな時GoogleやAmazonで検索しても、出てくる商品は多すぎて選べません。

価格別記事や分類、スペック記事もありますが、必ずしも予算だけ性能だけで選びたいわけじゃなく、価格と性能のベストバランス製品がどれで、いくらくらいなのか知って検討したいという時もあるでしょう。

Amazon検索で良コスパ品を探す方法 家庭用3Dプリンタの例

そこで記事では、Amazonの検索エンジンを注意深く利用し、最新のコスパベストバランス商品が何で、相場がいくらぐらいなのか自分で見いだす方法を実践例とともに提供します。

この方法には、以下のメリットがあります。

  • ネットの記事、AmazonベストセラーやAmazon’s Choice、ランキングから選ぶことの欠点を回避できる
  • 今現在最新の、世間一般のみんなに一番人気で売れている商品がどれかすぐ分かる
  • 最新の、価格と性能がベストバランスになるコスパ最良の価格帯相場がいくらか分かる
  • 3Dプリンタに限らずどんな製品探しにも応用できる

新製品を早く買って試したい、だけど割高品や劣った品を買ってがっかりしたくない、そんな人は試してみて下さい。

今回は記事のために家庭用3Dプリンタ選びを例に取りますが、このスキルはAmazonにある他のどういった商品に対しても応用できます。

良コスパ、価格と性能のベストバランスとは何なのか

一般に、良コストパフォーマンスとは1円あたりに得られる性能の総合力が最も高いものを指します。性能が同じなら、安い方が良コスパです。でも、安いだけで品質の悪いものは良コスパではありません。

どれが安くてどれが高いかは値札を見れば一目瞭然です。しかし、性能の総合力を調べ切るのは至難の業です。まして、その総合力を数値化して価格を割り戻し比較する作業は、可能ですがかなり時間を要します。

欲しい!けど、細かいことは時間の無駄!でも損はやだ!こういう時どうすればいいでしょうか。

良コスパ、価格と性能のベストバランスとは何なのか

それには、世間の多くのみんなが選んでいるものと同じものの中から、平均的な基準を見つけるのが、最も早く無難です。

言われるまでもなく分かりきっていた事かも知れませんが、重要なので再確認します。

みんなが選ぶ一番売れている品は、多くの人の期待に応える総合的な性能のバランスに優れているのが自明です。

また商品の価格は、性能や価値よりも、需要と供給のバランスで決まる部分が大きくあります。

世間で最も広く大量に売れている人気の物の方が量産が効き、大抵の場合最も1円あたりの性能は高く、つまりコスパは良くなります

細かいことは分からなくても、みんなに人気のものには一定の正解が潜んでいます。あなたを含めた、誰にとってもです。

みんなと一緒の価値観なんてダサいと感じちゃうような、筆者も含めたあまのじゃくな人も、みんなの集団的知性に一目おくべき価値はあります。

みんなと一緒

じゃあみんなと一緒ならそれで良いのね、という意味ではありません。じぶんの価値観で、自分にとって本当に必要な正解のものを選び取るには、まず、みんなが何を選んでいるのか正確に知る必要があります。

比べる基準がないと、高い安いも良し悪しもあなたのその時の気分、感覚値になってしまいます。基準がなくてはコスパもくそもありません。

基準がなく気分任せになると、広告や業者、あるいは自身の気分におだてられてその気になり、後で何でこんなもの買ったんだろうというような結果になりがちです。

みんなが選んでいるものはどれか

みんなが選んでいるものはどれか

みんなが選んでいるものが良いからといって、安直に店やAmazon、テレビ番組やインフルエンサーから「これが売れてます」などと言われたものが正解であるはずは、もちろんありません。

店が薦めてくるものは、多くの場合、あなたが買いたい正解の物ではなく、店が売りたい物です。

とはいえ世間一般のみんなが選んでいるものを見つける場所自体は、Amazonが最適です。みんな、すなわち、客の数が最も多いからです。

客の数が最も多い

ではさっそく始めましょう。Amazonのページを開き、検索ボックスに欲しい商品、今回なら「3Dプリンター」と入れて結果を見ます。

結果が出たら、「スポンサー」、「タイムセール」と表示のある商品と、Amazonの特集扱いになっている商品を除外してください。これは店が売りたい物です。

その上で、上位にきている商品から順番に10程度までをざっと見比べ、レビュー数の最も多い順にベスト5を選出してください。なお、「ベストセラー」や「Amazon’s Choice」という表示が付いていても構いません。

2021.4.18現在だと、以下のようになりました。ちょっとタイムセール汚染が邪魔で画像が多くなってしまいましたが、スクロールしてご覧ください。

当時の検索結果順そのままです。赤文字で筆者が印をつけています。

2021.4.18現在
2021.4.18現在
2021.4.18現在
2021.4.18現在
2021.4.18現在

見て分かると思いますが本当に、除外すべき店が売りたいものが多い。これはAmazonに限らず他のありとあらゆるEC、検索エンジン、口コミ情報、テレビ、YouTube、すべてのメディアで同じことが言えます。

最近、GoogleもAmazonも検索が使いにくくなったと思いませんか?昔と違い、今の検索にはこんな風にたくさんの思惑による情報の偏り(バイアス)や広告が擬態しています。よく覚えておき、じぶんで除外できれば、まだ昔のように便利に検索を使うことはできます。

偽レビュー、水増しサクラレビューは心配ないのか

業者のプッシュでなく、客からの人気の多さを測る最もマシな手段は、レビューのです。

レビュー数を手がかりに商品を探していくのが、ベストバイを探す最も近道な方法です。この原則は、Amazonに限らずGoogleMapsや食べログなど多くの口コミ情報共通です。

偽レビュー、水増しサクラレビューは心配ないのか

しかし商品をよく見せるためや、人気に見せかけるために、Amazonのレビューや多くの口コミには偽レビューが大量に含まれています。この識別法についてもいずれ機会を改め別記事にして紹介するかも知れません。

ただそれでも、少なくとも、レビュー数が20などと少ないものよりは、中身がまともな前提で200以上あるなど多いものの方が人気のあるマシな品である確率は高くなります。広告のプッシュする品を買うよりは、手がかりとして依然有効です。

別記事に先立ち、レビュー中身の簡単な識別の要点を紹介すると、以下の通りです。参考にしてください。

  • サクラレビューの多さ、比率をツールで測っても解決しない。欲しいのは、偽レビューの比率に関する情報でなく、製品について一般の体験談を語る正解の情報
  • ☆3のレビューから読み始める。画像付きレビューは全て目を通す。☆5と☆1レビューは無視する
  • 他の具体的な競合メーカーや製品名を薦めたり誘導するレビューは無視する。また、誘導先の商品も警戒する
  • レビューを時系列に並べ、更新日付の偏りに注意する。初期の同時期に大量レビューされたものは無視する

素直にベストセラーやAmazon’s Choiceから選ぶとダメなのか

「ベストセラー」や「Amazon’s Choice」といった表示は、純粋にみんなに一番売れた順、みんなの人気のチョイス順、とはなっていません

ベストセラー等選出の公式ルールはリンク先をご覧ください。見たらわかると思いますが、結局基準は一般消費者に非公開です。※売り手側にはもう少し詳しく解説されています。これについてはいずれ別記事で紹介します。

要するに業者や店員同様、Amazonが「これが売れてます」と言っているだけです。Amazonのさじ加減が入っています。少しはマシだと思いますが、基準が非公開なので感覚でしかありません。

素直にベストセラーやランキングから選ぶとダメなのか

最大の弱点は、これらベストセラーやAmazon’s Choice、ランキングが、Amazonの決めたカテゴリ分けごとに行われることです。

3Dプリンターという大きなカテゴリで1位でも、実は3Dプリンタには光造形と熱積層という2つの主流があり、それぞれの1位は異なるはずです。ところが、そうした子カテゴリのランキングは現時点ありません。

初めに大きなカテゴリランキング1位だけで選んでいたら、この重要で決定的なスペック差を見落とし、失敗します。

コストと性能のベストバランスはすぐ分かる

コストと性能のベストバランスはすぐ分かる

ほとんどの場合、ここまでの手順で選出したベスト5が、そのまま現在最新時点におけるコストと性能のベストバランスです。

なおベスト5の中に飛び抜けて価格の異なるものがあれば、それは品薄希少品か、あるいは人気ある重要な固有機能を持っている可能性があるので調べる必要があるため、注意してください。

また、著しく外観の異なるものは、機能も大きく異なる場合があります。今回だとカラフルな透明ボックス型の外観と、空洞の直方体型とで大きく外観の傾向が異なっており、記事では割愛しましたが実際には調査が要ります。

スペックについて簡易的に識別するには、じぶんが詳しくない商品をAmazonで調べる方法 3Dプリンターの例 をご利用ください。

なぜAmazon検索トップ10中のレビュートップ5がコスパベストバランスと言い切れるのか

なぜAmazon検索トップ10中のレビュートップ5がコスパベストバランスと言い切れるのか

Amazonで普通に商品を検索した結果の表示順位は、大まかに以下の基準を複合したルールで順位が決まっていると、一般には評価されています。

記事前半で紹介したAmazon公式ルールなどとも傾向が概ね合致しており、このルールはある程度信用できると考えられます。

  • 検索キーワードとの合致率
  • 直近10日程度の売り上げ件数
  • レビューの質と量
  • 商品がクリックされて見られた回数と、実際に買われた確率

詳細がAmazonの匙加減なのは、ここでも同じです。しかし、Amazon’s Choiceと何が違うのでしょう?

それは、カテゴリが無く、かつ、最新の1位以外も分かるということです。Amazon’s Choice はカテゴリごとに1位しか出ません。普通の検索結果の場合、変なカテゴリは関係なくキーワードに関連するものが最新傾向の順位の順番に無限に表示されます。

外して見渡す必要

確かにここでも、Amazonの匙加減は入っているでしょう。しかし、それは安易に1位だけを選ばなければ比較できます。そしてその比較には、カテゴリというAmazonの匙加減、色眼鏡を外して見渡す必要があるのです。

よって、シンプルに普通のAmazon検索上位群が、最もマシに、世間のみんなの最新の傾向を反映しているといえます。

その中からさらに、Amazonの匙加減でなくみんなの意見がより色こく反映された情報を絞り込めれば、それが最も世間一般で今みんなが選んだ品物である確率が高いといえます。

なのでみんなの意見、つまりレビューの数でさらに5つ程度に絞り込もうというわけです。

ベストバランス

今回だと大体25,000〜35,000くらいの製品がベストバランスのようです。つまり、現在最新の3Dプリンタ業界においては、趨勢的に以下の状況であると分かりました。

  • 10,000円台の商品も存在し、レビュー数も30,000円台よりもずっと豊富だが、検索上位に来ない。この価格帯製品は昔人気があって、今それほどでもない可能性が高い。
  • 50,000円台以上の商品もあるが、レビュー数は乏しく、検索上位に来ない。いま相対的に人気はない。

よって、以下のように結論できます。

2021.4現在の3Dプリンタコスパベスト帯
  • 30,000円前後が、今一番人気の価格帯で、コストと性能のベストバランスがあり、コスパの良い確率が高い。この価格がいま妥当な相場の基準になる。
  • 10,000円台の製品を選ぶ場合、いま人気のある機能スペックが無い確率が高い。買う前にそれを調べて納得してから選択する必要がある。
  • 50,000円台以上の製品を選ぶ場合、性能のためにコストが高いのか、その性能にかかっている差額のコストがじぶんにとって価値があるのか、買う前にもっと時間を割いて調査する必要がある

安ければ悪かろうし、金を積めば高性能になるのは当たり前です。世間の平均に照らした価格と性能のベストバランスが今何円の場所にあるか把握しておけば、今自分がみんなと比べて何にお金をケチっているのか、どこに奮発しているのか、基準が正確に分かるようになり、お金を使う力点が分かるようになります。

Amazonの検索を使いこなそう

Amazonの検索を使いこなそう

Amazon検索エンジンには特有のクセがあり、見方を理解していなければ、使いこなせません。みんなの正解でなく、業者の売りたい品を掴まされます。

解説は長くなってしまいましたが、記事の方法を知っておけば業者の売りたい品を見分けてみんなの正解に素早くアクセスできるようになるので、今後どんな買い物の場面でも役に立ちます。

見極め

ECだけでなく、ネット記事やSNSインフルエンサー、YouTubeやテレビのおすすめ商品を買うときでも同じです。ぜひ買い物を楽しみながら、ここで身につけた方法で商品を見極めてみましょう。

いまポチろうとしているものは、良コスパであなたが買いたい正解のものなのか、あなたに店が売りたい物であるのかを。

おまけ:ベストセラー表示の気になる蠢動

ベストセラーやChoice表示の基準、Amazonの匙加減くらい気にしなくていいんじゃないのと思うかも知れません。そういう人は、何度か時期をあけ注意して検索結果を見てみてください。

3Dプリンターの場合、記事執筆過程でタイムセール祭りが始まりましたが、始まる前と直前、後とで検索結果が大幅に異なります。

下記画像は、2021.4.24タイムセール祭り開始直後の検索結果です。緑色の商品にベストセラーマークがついています。

おまけ:ベストセラー表示の気になる蠢動

一方、以下の画像はさっき記事で使った再掲ですが、2021.4.18ごろ、タイムセール祭り直前数日間での検索結果です。画像のように、祭りでない時も各店舗のタイムセールは存在します。しかし並び順は大きく異なり、「ベストセラー」表示が当時消えました。

緑の商品からだけ消えたのでなく、いくらスクロールしても3Dプリンターカテゴリーのベストセラー自体が表示されない状況でした。ちゃんとクリックして探していけば、ランキングには表示されていましたが、ベストセラーバッジはどこからも消えた状態です。

「ベストセラー」表示が当時消えました

画像に残していないのですが、消えるより前も確かに同じ緑色の商品に、ベストセラー表示はありました。何せ筆者自身が買おうと狙っていた品だったので。

つまり、ベストセラーだったものが、タイムセール直前数日間はベストセラー表示が消え、その後復活したという経緯です。Amazonの不具合かも知れません。

しかし、もしこのタイミングで検索結果だけを見ていた人は、ベストセラーが無いものと思いタイムセール品を買っていたかも知れません。何せ表示が消えているのですから。

要するに、タイムセールやベストセラー、ランキング、Amazon’s Choiceだけで買い物を選んだり、大きな決め手にすることには、表示の基準が不明確なことからくる失敗リスクがあります。