ボンディックでケーブルの根元を直し、壁に磁力で貼る方法

ボンディックでケーブルの根元を直し、磁石を埋め込む方法

ボンディックはUVライトを照射すると4秒で固まる液体プラスチック(UVレジン)製品です。この品の使い方を検索すると、ちぎれたケーブルの根元を修理する方法がたくさん見つかります。

しかし実際に紹介された通りベタベタ塗り盛ったのでは、瞬間接着剤やボンドで固めたのと仕上がりに大差ありません。

せっかくボンディックを使うのですから、もっとかんたん綺麗に仕上げる方法を取ることにしましょう。そしてついでに、磁石や鉄部にケーブルの先っぽをくっつけて収納できるよう、磁力を付与することにしてみましょう。

ケーブル先端に磁石を埋め込む

ケーブルの先っぽに磁石が埋め込まれていると、使わないときケーブルを壁に貼り付けて置けるようになります。ケーブルのからまりを防いだり、ルンバや掃除の邪魔にならないので地味に便利ですよ。

透明型枠を準備する

ボンディックをベタ盛りするのではなく綺麗に固めるコツは、透明の型枠を使って流し込み成型することです。

透明型枠の一例は、透明ストローとセロテープです。これらでケーブルを包み、中にUVレジンを流し込んで固め、あとで剥がす型枠的な使い方をします。

透明型枠としてストローを使う

ケーブル補強修理だけなら直径5mm程度の普通の透明ストローでよいのですが、今回は磁石を埋め込むことも考えます。

そのため特製の透明型枠として、今回は100均ストローのうちちょっと太め、直径8mmあるものを選択することにします。

磁石を単に貼る方法にくらべ、錆びずに補強と一体化して強力に固定できるメリットがあります。せっかくですから磁石もろともボンディックに一発で埋め込む方法をご紹介しましょう。

磁石を固定する

先に磁石とケーブルを瞬間接着剤で適当に仮固定しておきます。磁石は100均のネオジム磁石で一番小粒のものを使います。

瞬間接着剤はケーブルの側に塗った方がうまくいきます。なお写真の製品はロックタイトという品です。国内瞬間接着剤としてはマイナーかもしれません。

ロックタイトはけ付き瞬間接着剤

ロックタイトは国内ではネジの緩みどめ剤として知られていますが、世界的な接着剤のブランドでもあります。

特にハケ付きタイプが便利です。チューブと異なり極めて薄く塗れるので、瞬間接着剤を強力固定目的でなく貼って剥がせるちょっと強めの仮留め剤としていろんな場所に応用できます。

型枠をつくり、レジンを打設し、脱型する

まずストローを1cm程度の長さに切り、さらに側面を切ります。

ストロー透明型枠をつくる

つぎに磁石ごとケーブルを型枠の中に設置し、ストローの側面切れ込みをセロテープで塞ぎます。これで型枠設置完了です。

型枠をケーブルにつける
型枠の切れ込みを透明セロテープで塞ぐ

つづいて型枠を傾け、UVレジン(ボンディックの液体プラスチック)を少量流します。UVレジンはゆるいジェル状をしており、注いでもすぐに流れ落ちたりしません。

最初のレジンを少量注入する

少量流したら即座にUV照射することで液が流失しないよう固めて塞ぎます。

最初のレジンはすぐに固める

あとは型枠いっぱいまでUVレジンを流し込み、なるべくケーブルと磁石が型枠側面に触れないよう保持しながらUV照射し、固めます。気泡が気になる場合は爪楊枝でかい出してください。

その後天地逆にして反対側にも注ぎ、固めましょう。ボンディックのUVライトは指に当たっても特に支障ありません。

念入りにUVを照射したら、固まったかどうかストローごと指で押してみましょう。まだ柔らかい面があれば、再照射してください。ケーブルの裏側を忘れやすいので、よく照射しましょう。

固まったらストローとセロテープを全て剥がして出来形をチェックします。下記写真のように、よく見ると磁石の上面に液が乗っておらず穴が空いてしまっているような状態になることがあります。

塗りのこしは穴になる

その場合、ボンディックを追加盛りして固めれば完全に一体化します。細かい側面などに穴ができてしまった場合、100均レジンよりボンディック付属の細いノズルが威力を発揮します。

ボンディック付属レジンの細いノズルが便利

仕上げの穴うめ一体化が終わったら完成です。さっそく補強部分を持ってケーブルを抜き差ししたり、磁石で壁にくっつけたりしてみましょう。

側面

くっつけたい場所に鉄部がない場合は、100均の磁性ステンレス板、マグネット補助板が便利です。貼る場所によってはLEC社の比較的きれいに剥がせる補助板も良いでしょう。

壁にケーブルを磁力で留める

壁コンセントに充電器を挿しっぱなし、ケーブルをまとめて尻尾に磁石をつけ、壁につけると掃除の邪魔にならず便利です。

あるいは、机の下で充電器をコンセントや延長ケーブルに挿しておき、充電ケーブルのしっぽだけ磁石を埋めてデスクトップに出し、磁力で留めておくと使う時だけ引っ張り出せてケーブルが邪魔にならずすっきりします。

デスクトップにケーブルを磁石で留める

充電コネクタ別に複数用意しておいても良いでしょう。

磁力ケーブルを使って、家の充電をもっとスマートにしよう

記事の方法なら、抜き差しが頻繁なゆえにちぎれやすいケーブルの根元を補強し、なおかつ磁力を付与することができます。

ケーブルの先端を磁石で壁に浮かせられるようになったら、いっそ充電器本体はどこかに隠してしまって、デスクトップや壁に先端だけ出して磁力固定してしまいましょう。

いままでで一番スッキリしたケーブル廻りになるのではないでしょうか。ケーブルは机下などでたるませておき、使う時だけ引っ張り出せばそれで済みます。

デスクトップマグネットケーブル

今回紹介したDIYは、ボンディック使用法のほんの一例に過ぎません。

もしこの道具を手に入れたなら、さらなる使い道として ボンディック応用5選 耐水・補強・造形に使える透明樹脂 をぜひご覧ください。

より幅広くDIYにこの製品を使いこなしていただけると思います。ぜひ楽しんでみてください。