
この記事では、持ち物を使用頻度順に1軍と2軍に分けて整理するやり方で、これまでの生活の利便性を損ねずに、物を減らしてすっきりした部屋にする方法を提案します。
整理の負担を最小限かつ合理的にするために、持ち物を使用頻度によって半自動的に整理するやり方でもあります。
精神論や理想論ではなくただ持ち物に機械的に序列を付けるだけで、無駄なくすっきりした部屋を実現するシンプルな考え方をまとめました。ぜひご参考ください。
持ち物を使用頻度で考える
いま部屋にある物を見渡してみると、 滅多に使わない物が良い場所にずっと残っていたり、雑多な小物が棚の上に塊をなしていたりするかもしれません。
後ですぐ使うと思って一時的に置いてそのままになっていたり、人に見せたいものだったり、理由はいろいろあるでしょう。
こうした雑多な物たちを一度、じぶんの普段の生活でどれくらい使っているか、使用頻度はどれくらいかという目で見直してみてください。
一番使用頻度の高いものに部屋で一番見つけやすい場所を与え、頻度の低いものは片づけてしまいます。
このシンプルな考え方で持ち物を見直し整理すると、片付けがはかどるだけでなく生活がもっと便利になります。さっそくやってみましょう。
今の自分にとって使用頻度の高い持ち物を選抜する
まずはメインの部屋、ワンルームだったら寝室、二間以上ならリビングに行ってみてください。キッチンなど他の部屋はあとで同じ考え方を適用できるので、あとまわしです。
いま、あなたの部屋には家具以外でどんな物が目に映るでしょうか。ティッシュ、財布、洋服、コップ、パソコン、スマホ、鞄、鍵、雑誌、漫画、クッション、植物、などなど。。
これら目に見えているものの中であなたにとって使用頻度が高いものだけをいったん選抜し、これを1軍と呼ぶことにします。あなたの生活を支える精鋭、1軍です。
1軍の目安は、1週間に1回以上使うか、もしくは緊急時すぐに使うくらいの使用頻度が良いです。
こうして選ばれた1軍は、部屋の目に見える場所に置いておくか、非常に取り出しやすい場所の引き出しなどにグループごとにまとめておき、いつでも置き場所が決まっていて使えるようにしておきます。
大切なのは、あくまで客観的に使用頻度だけを思い出して選抜することです。気に入っているかどうか、思い出があるかどうか、人に見せびらかしたいかどうかは、今は考えません。
自分がこれから使いたい物かどうかも考えません。昨日までの生活を思い出して、事実だけに基づき最高に使用頻度の高かった物を選抜します。
選抜が多少間違っていても、この後で半自動的に解決するので一旦やってみてください。
使用頻度によって持ち物を半自動的に整理する
先ほどの選抜で1軍に選ばれなかったものは、比較的使用頻度が高くないものです。これらを2軍と呼ぶことにします。ゴミではありません。
2軍はグループごとにまとめ、押入れや収納ボックスなど見えない場所へしまいます。初めから部屋に見えていなかったものは、大抵の場合普段そんなに使っていない物なので、初めから2軍です。
この時点でいったんしばらく生活してみて、2軍のなかで頻繁に取り出すもの(1週間に1回以上)があれば、1軍に昇格して置き場所を使いやすい見える場所に変えましょう。
1軍でもあまり使わなくなったもの(緊急用品は除く)は、2軍落ちさせて見えない奥へしまいます。
今後はこのように実生活の取り出し使用頻度によって、1軍の持ち物は半ば自動的に選抜更新されるようにします。
さて、これだけでは2軍は物を押入れに隠しただけなので不便であり、あまり長続きしません。まずは雑多な2軍をどう扱うかがこの先を大きく分けます。
整理整頓しない
使用頻度によって持ち物を自動的に捨てる
2軍は置場がおおまかにグループに分かれていれば、整理整頓はしなくてよいです。押入れの中でぐちゃぐちゃに箱詰めでもかまいません。無理な整理は続きません。
すこしこの状態で生活してみて、たまに2軍の品物が必要になる場面があります。
このとき、どこのグループの置場にあるか覚えておりすぐ分かれば、ぐちゃぐちゃでも取り出せます。面倒ですが見つからないということはありません。
もし、どこのグループの置場に入れたか思い出せなければ。。見つからなければ。。それは相当使用頻度の低い物です。
また、ぐちゃぐちゃの物の中には、こんな物持っていたっけ?というような忘れた物も混じっていることに気づくと思います。
2軍のうち、どこにあるか分からなくなった物、存在自体を忘れるようになった物は、あなたにとってもの凄く使用頻度の低い物、言うなれば戦力外の物です。
どこにあるか分からない持ち物は、初めから持って無いのとほとんど同じことです。これらの物を破棄します。3軍はありません。
このやり方によって2軍の持ち物は、いわばあなたの記憶力によって自動的に使用頻度順に選抜されていくような状態になります。
まとめ
こうしたやり方で持ち物を機械的に整理・破棄すると、客観的に最善のものを手元に残したまま持ち物を減らせるので、後から必要だったと気づく物まで捨ててしまう失敗が少なくなります。
また、どれを捨ててどれを残すべきか感情や雑念に振り回されず、自分の生活を高めてくれる物だけを自動的に残せます。
2軍の持ち物が少なくなると、ぐちゃぐちゃに仕舞っただけの持ち物も次第に見つけ易く便利になるので、いわば自動的に整理整頓されます。
まずは利便性を損ねない1軍2軍分けから始めて、物の数という側面だけからでもスッキリした部屋づくりから始めてみてください。
併せて部屋の外、ベランダの活用も行うと生活がちょっと快適になります。ベランダカウンターテーブル格安DIY 工具不要で設置取り外しOK も是非ご検討ください。
私の場合は、リビングでオーディオとテレビをつないでいるので、CDプレーヤも側に置いています(古臭いですがCD派です。。)
音楽CDは最後に買った最新のCD1枚だけが週1聞く1軍なので、写真のようにプレーヤに入れっぱなしです。他は全てケースから取り出し、プレーヤの下のスペースに 2軍として収納してます。
生活用品のグループの中では爪切り、綿棒、絆創膏、風邪薬が毎日~週1もしくは緊急時使うので1軍で、プレーヤの左下にある小さな引き出しに全部収めています。 スーツ、お気に入りの私服、通勤鞄も1軍で寝室にあります。
電気製品ではTVリモコン、USB充電ケーブル、モバイルバッテリー、パソコン、USB変換ケーブル、マウス、イヤホンが数日に1回使うので1軍です。
リモコンは取りやすい場所に置き、それ以外は先ほどの引き出しに入れてすぐ取り出せる位置においています。
よく使う物だけに厳選するとリビングに置くべきものは本当に少ないので、小さなスペースに収まりました。
また、書籍は今読んでいるものとお気に入りが1軍で寝室にあり、2軍はほとんど売却してしまいます。
常に持ち歩く物のグループではティッシュ、財布、スマホ、鍵が毎日使うので1軍です。持ち出すので玄関そばに置きます。
常に鞄を持ち歩く人は、常に持ち歩く物のグループは全部鞄の中でいいかもしれません。
常に使う場所のそばに、使う道具を配置するのが基本です。