【格安買切・無料比較】iPhone画面等を無線でテレビに映すFireTV利用法

この記事ではiPhone等の画面をテレビに映すための無料アプリや機材、有線による方法の問題点をざっと確認した上で、最も快適に目的達成できる最善手を唯一つに絞り込んでいます。

ケーブル無しの無線接続で、数百円の格安買い切りアプリを用い、iOS標準の画面ミラーリング機能を使ってiPhone等の画面をテレビに映せる一番単純な方法です。

【格安買切・無料比較】iPhone画面等を無線でテレビに映すFireTV利用法

筆者もさんざん無料や有線の方法を調べ試した挙げ句、結局この記事の無線買い切り方法に終着しました。iOS標準機能を利用しているだけあって、誰にでも簡単で安定しており、快適です。参考にしてみてください。

なお、検討にあたっては下記赤色の前提条件をよく読み、ご利用ください。

前提条件

この記事の方法を使うには、以下の前提条件を満たす環境が必要です。

  • FireTV製品いずれかが既にインストール済みであること
  • 自宅WiFi環境の有ること ※FireTVをやっているなら有るはずです
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買い切りでなく無料のアプリでは何故ダメなのか

他の無料アプリはどうなのか

似たような投影機能を持つ無料アプリは無数にあり、代表的なのはAirScreenというアプリで筆者も以前は使っていましたが、これが無料なのは最初の数十分だけで、以降は月額ないし年額課金アプリなので費用がかさみます。

また、完全無料の中から探すと、いくら検索してもまともに使えるアプリが見当たりません。無料を前提に使えるものを探すとどうしても、初回無料で課金サブスクになる実態があります。

スマホならまだしもFireTVに入れたアプリなど忘れてしまう人も多いと思います。そういう時買い切りアプリなら知らずのうちにお金を払ってしまう事態を回避できるので、やはり買い切りのアプリの中から選ぶことをお勧めします。

そもそもアプリやFireTV無しでテレビに無線で映せないのか

AppleがOS標準の画面ミラーリング技術を開放していないので、「アプリ+FireTV」によるこの記事の方法か、もしくは高額な「AppleTV」端末を購入してテレビに付けておくか、ある程度定評があるのは、どちらかの方法しかありません。

筆者はこの買い切りアプリメーカーを全く知らず、ちょっと怪しげにも感じていますが、それにしてもAppleのミラーリング非開放はAndroidに比べイジワルに感じます。おかげで躊躇いなくこのアプリを試す気にもなりましたし、そして問題を解決できました。

ちなみにAndroidならFireTVやChromeCast等さえあれば他の有料アプリがなくても接続できます。

有線がどうなのかについては、記事後半で分析していますので、検討してみてください。

【格安買い切り】iPhone画面を無線でテレビに映すFireTV利用法

【格安買い切り】iPhone画面を無線でテレビに映すFireTV利用法

買い切りFireTV用無線接続アプリ をインストールするだけで、設定不要でいきなりiPhone等標準の画面ミラーリング機能でテレビに投影出来ます。

アカウントに注意

購入時の注意

購入時はあなたのFireTV用Amazonアカウントを選択してから、入手してください。多くの場合、普段のAmazonアカウントと同じです。

あなたのアカウントが表示されない場合は、Amazonにログインしなおしてください。

右端の歯車のアイコン

あなたのFireTVアカウントが分からない場合、テレビのFireTVを起動後に右端の歯車のアイコンから、アカウントとプロフィールの設定→Amazonアカウント で表示されます。

テレビのFireTVを起動してホーム画面

使い方は初期設定不要の簡単で、テレビのFireTVを起動してホーム画面にするだけの無操作で、

ミラーリングアイコン

次にiPhone等のコントロールセンターから長方形が2個並んだミラーリングアイコンをタップして下さい。

appleTVアイコンの文字列

すると上記のようにappleTVアイコンの文字列が出ていますから、タップして下さい。文字列はアプリバージョンにより異なります。変更もできます。

それで画面をテレビに投影できたはずです。あとは、写真アプリを開いて好きな写真や動画を映せばOKです。家庭内ストリーミング再生の完成です。

広い意味で誰でもいきなり使える

iPhoneだけでなくiPadやMacBookでも同じようにミラーリングアイコンをタップするだけで投影できるようになっています。

さらにはFireTV登録アカウント保持者のあなただけでなく、iPhone等を持っていて同じ家庭内WiFiに繋いでいる人なら誰でも、同様にミラーリングアイコンからそれぞれの画面をいきなり投影出来るようにもなっています。

例えば家族がiPhoneで撮った写真をテレビに映したいとき、家族に複雑な投影設定を説明したり、いったんあなたの端末にコピーしてから。。といったありがちな手間も一切不要になります。

基本的に縦長の画面はそのまま、横長の画面はテレビの横いっぱいに自動的に広がる自動スケーリングです。

音声も制御可能

音声も流れ、テレビ側スマホ側双方のリモコンやボタンでボリュームを調整できます。音が出なくて困った時は、テレビとスマホ両方のボリュームを調節してみて下さい。

音声も制御可能

また、スマホ側がミュートになっていないか確認してみてください。ミュートを解除するといきなり音が出るので音量に気をつけてください。

このように音声も制御可能なので、例えば動画でなく音楽をiPhone等で再生すると、iPhoneでなくテレビのスピーカーから音楽を流せるようになります。

割り込みと解除も単純

あなたが接続中に、家族のiPhone等に接続替えしたい時は、単純に同じ接続操作を家族のiPhone等から行えば、自動的に上書きされてあなたの接続が解除され、新しい端末でつながります。

割り込みと解除も単純

接続の解除も、接続したときと同じ逆の手順で二重長方形のミラーリングアイコンをタップし、「ミラーリングを停止」をタップすれば外れます。

環境によっては動画がカクつく

ご自宅Wifi等の環境によっては、転送処理速度が足りず映される動画が若干カクつく場合があります。

筆者は720p30fpsというiPhoneSE2カメラの最小設定で動画撮影しており、最安のFireTVStick経由、IPv4で2.4GHzのWifi環境ですが、横長動画の時はわずかにカクつきます。

原因がiPhone端末の処理速度なのか通信速度なのかFireTVStickにあるのかは不明です。気になりますが、実用上見れないほどではありません。参考にしてください。

操作に対する遅延もわずかにありますが、写真や動画鑑賞に支障をきたすほどでは無いという感想で、普通に利用しています。

なので、じぶんで撮影した写真や短尺動画、簡単なアプリを映すぶんには、完璧でない部分もありますが実用に足りると思います。

写真の切り替えが重すぎると感じる場合は、iPhone標準搭載のショートカットアプリでテレビ写真用リサイズを使って写真サイズを縮小すると解決できます。ちなみに筆者は全部、もっと強力な「小画面用リサイズ」の方をリンク先記事から使ってます。

一方、ゲームや映画などの長尺動画を映すのには、遅延やカクつきが鑑賞に耐えられず、無理だと思います。

MacやiPadからゲームや映画をテレビに投影するには、機種に合った最高速ケーブルを使って有線接続してください。

iPhoneや古いiPadなどLightning端子しか無いものは、有線でも転送速度が不足するので、相応に画質設定を落とさないと厳しいです。

有線接続はどうなのか 問題点の確認

有線は転送速度が高速で通信も安定しており、特に動画を転送する上では最適あるいは必須の選択肢となりえます。

しかし写真や短尺動画をテレビに映す目的には、以下の不適性があります。

Lightning端子はもろく壊れやすい

多くの人が記憶にあることと思いますが、iPhoneのLightning端子は他の一般的なUSB端子に比べて構造的に薄く、もろく壊れやすいものです。

テレビへの投影目的のケーブルとなると、普段の充電と違ってあなた個人だけでなく家族や他人が不用意に用いたりする場面が多くなります。

Lightning端子はもろく壊れやすい

また、つないだまま操作する必然性が生まれ、ケーブルの長さが足りず無理に引っ張ったりする場面も多くなり、相対的に故障確率が上昇します。この使用目的と端子の繊細さが合ってきません。

コストが高い

Lightning端子はMFi認証といって、Apple公式の認証制度を通ったものでないと使用に支障の生じることがあります。認証品は無認証品よりも数十パーセント高額になります。

コストが高い

また、つないだまま操作するにも関わらずテレビの大画面からは離れて操作したい、という矛盾から、非常に長いケーブルが必要になり、大幅なコスト増を招きます。

オーバースペック

高速データ転送には最適あるいは必須となるケーブル有線接続ですが、写真や短い動画を時折テレビに映す程度なら、ケーブルの性能は多くの場合オーバースペックとなります。全然、無線WiFiで足りる。

加えて、そもそも前記のMFi認証のことだけでなく、ケーブル自体も ケーブル特集記事 で扱ったように端子が同じに見えても中身が全く異なっていたりして複雑で、じぶんに最適なケーブルを選び出すのは骨の折れる作業です。

それでも有線が適する事情の有る人は、ムダにマニアックなケーブル選びの世界を賢く避け、以下にある現代最高峰のケーブルからじぶんに合うものを検討してみてください。それが一番時短で最適なコストパフォーマンスになると思います。

写真や動画等をテレビに映してみよう

iPhoneやiPad、Macbookに保存した写真や動画をテレビの大画面に映すことができると、家族と一緒に見ることが出来て快適です。

でも、そのために毎回ケーブルを抜き差ししたり設定をいじったり毎月課金が発生したのでは、面倒でやっていられません。そこで記事の方法が現実味を帯びてきます。

写真や動画等をテレビに映してみよう

筆者の家庭では幼児を含む家族でレジャーに行った日の写真や動画を、その日の夜にすぐテレビに映して見たりしています。

家族に子供のいる人は、乳幼児だと喜ぶと思うので試してみてください。幼児は特に音声に興を感じるようですから、流してみましょう。なきやみに商業的なYouTubeを見せたりするより、良いかもしれません。

筆者は今の所これ以外の用途には使っていませんが、iPhoneを横画面にしてGoogleMapを立ち上げ、家族で地図を見て行き先を決めるとか良いかもしれませんね。

ひとりでスマホの中にしかない動画を大画面に投影するとかにも、他へコピーしたりする手間や痕跡なく実行•切断できるので便利です。

また、FireTVと家庭内WiFiさえあればどこでも出来るので、例えばあなたがリビングから操作して、2階の寝室のテレビにYoutubeの音楽を流す、といった遠隔放送も可能です。

読者それぞれの使い方アイデアを考え試してみましょう。きっと、休暇の楽しみが広がる結果となりますように。

読者コメント

  1. えのすけ より:

    素晴らしいアイデアをありがとうございます。

    既存の方法ではミラーリングができなかった70代の父でも、あっという間に使いこなすことができました。

    この記事をきっかけに調べてみたところ、FireTVは海外でも一部利用可能なようですね。
    記事中のアプリが対応しているか不明ですが、次回海外に行く際は持参し試してみたいと思っています。

    • デフラグライフ より:

      役立つと思って書いた記事がやっと誰かに届いて、私も嬉しく思います。

      うちも、機械がからきしダメな妻もすぐ使えるようになりました。本来どんな機械も最初からそういう設計であるべきですよね。

      FireTVStickを国内旅行に持って行って旅先のホテルのテレビに刺す、という使い方は一部の人はやってますが、海外持ち出しは未踏の領域です。ぜひ試してみてください。
      えのすけさんの発想は素晴らしく可能性のあるアイデアで、成功したら旅行でもビジネスでも、国内でも世界どこにでもあるテレビの大画面で、自分だけでなく他の人のiPhone等内にあるファイルも含めて、色んな人と簡単に写真や資料を閲覧できる、超ユニバーサルな手法になりえます。