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あとよろメルカリ便の使い方と送料メリット比較検証

2020年12月8日にあとよろメルカリ便がスタートしましたが、なんだか複雑で、お得な使い道がイメージできないという人も多いのではないかと思います。

この制度は、商品をヤマトの倉庫にまとめて預けておき、売れたらそこから発送してもらうという、梱包発送手間の削減サービスです。

あとよろメルカリ便の使い方と送料メリット比較検証

具体的にどんな手間が省けるのか、また、手間が多少省けて便利だとしても、普通の配送に比べて料金の差額がプラスいくらかかるのか分からなければ、使う価値があるのか検討しようがありません。

記事ではそれを一覧の比較表にまとめ、メルカリ歴6年の筆者よりお勧めの使い方を追記してあります。あなたの判断にお役立てください。

特に売れ筋を持つハンドメイド作家の方、農産品などの生産者の方、長期旅行予定のある方、大掃除直後で売り物が大量に発生した方には、検討するメリットがあります。

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あとよろメルカリ便の使い方メリット比較検証

あとよろメルカリ便の使い方手順イメージを通常のメルカリ便と比較すると以下のようになります。

通常どおり個別の商品を出品するところまでは同じです。その後アプリの出品画面にあるあとよろボタンから最大30商品までをあとよろ登録し、まとめて1箱に詰め、集荷依頼して進めます。

手順比較あとよろメルカリ便通常のメルカリ便
出品文入力
写真撮影
通常出品
あとよろ登録
ヤマト集荷
売却やりとり
梱包
発送
評価完了
アプリの出品画面をスクロールするとこのボタンから開始できる
アプリの出品画面をスクロールするとこのボタンから開始できる
最初に規約に合意し、登録する
最初に規約に合意し、登録する

上記画面で「続ける」を選択すると、自動的にあとよろメルカリ便に申し込んだ状態になります。

申し込んでも、商品登録をしなければ何も起きないので放置できるのですが、やることリストや通知欄にいつまでも表示が残り続けるようになって鬱陶しくなります。

アイコンにも通知1件として表示が残り、商品が売れた時の通知と見分けがつかなくなって大変不便な状態に陥ります。

本当にあとよろメルカリ便を使って商品を送る時まで、この「続ける」ボタンを押さないことを推奨します。

商品を30個まで一度に登録する。同時に出品もできる
商品を30個まで一度に登録する。同時に出品もできる

あとよろメルカリ便の手間を通常のメルカリ便と比較すると、まず、個別客との売却のやりとりはなくなりますが、あとよろ登録の手続きが必要になります。

個別客への梱包発送手間はなくなりますが、ヤマトの集荷へ預けるため最低限の梱包と依頼は必要です。

1個の品物をあとよろメルカリ便にする手間的なメリットはほとんどありません

要するに、1個の品物をあとよろメルカリ便にする手間的なメリットはほとんどありません。大量(一度に30個まで)の商品を一度に預けるときは手間数が最大30分の1に圧縮できることになるので、お得です。

また、集荷して以降はスマホだけで手続きを処理でき、発送をヤマトに任せられるので、長期の旅行などで発送できない時でも販売を継続できるメリットがあります。

なおヤマト倉庫からの発送は平日のみで、祝休日に売れても即日発送はされません。翌平日の発送になります。

あとよろメルカリ便は匿名 その他基本仕様

公式サイトにある、あとよろメルカリ便の基本仕様は以下の通り。時々更新されており、ジリジリ厳しくなっています。

公式サイト情報
  • 配送は匿名。返品は実名。※通常のメルカリ便も、発送後返品された時は実名を取引メッセージで明かさないと返送されません。
  • 2020年12月10日現在、対応はiOSアプリのみ。Androidは開発中。Webからは不可。
  • 2021年6月12日現在、利用は一人1回まで。売りきるか返却を終わらせても、2回目以降は利用できない。
  • 160サイズまで。車両、食品、飲料、揮発物、生体は不可。その他、メルカリ規約禁止品、常識的に常温倉庫に預けて支障のあるものは不可。
  • 一度につき30個まであとよろ登録できる。
  • 倉庫への集荷配送料金は無料。倉庫での保管費も無料。
  • 売れた商品をお客へ送る梱包・発送料はかかる。後記の表を参照
  • 倉庫の保管期限は2ヶ月間まで。売れ残りは自宅返送依頼を要し、1箱980円かかる。または、500円追加で支払って30日延長できる。
  • 返送依頼せず商品を放棄した場合、廃棄され、廃棄手数料を請求される場合がある。

公式ガイドが新たに追記され、現在のところあとよろメルカリ便の使用はひとり1回までとなっています。同時に1回までという意味ではなく、マジの1回きりです。

ちょっと意味不明に感じるかもしれませんが、、おそらく特定業者の連続使用ばかり集まってきて、当初想定していた個人の不用品処分に使われず不本意な状況なのでしょう。

併せて、商品放棄した場合の強制廃棄と手数料請求についても、公式ガイドが追記されました。集荷無料ゆえ、廃棄ルールがないと倉庫がゴミ捨て場に使われかねないため当然だと思います。

あとよろメルカリ便の料金送料 徹底比較検証

あとよろメルカリ便の料金送料 徹底比較検証

最後に、通常のメルカリ便とコストを下記の表で比較してみましょう。あとよろメルカリ便に登録した商品が売れた場合、倉庫が個別梱包をし、発送をしてくれますが、料金は以下の通りその都度個別にかかります。

あとよろメルカリ便の料金には、ヤマト倉庫が用意してくれる個別の箱代も梱包発送手間賃も倉庫保管料も全て含まれています。

コスト比較あとよろメルカリ便通常のメルカリ便差額割高比
ネコポス260円175円85円148%
宅急便コンパクト480円(専用箱込み)450円(専用箱込み)30円106%
宅急便60サイズ950円700円250円130%
宅急便80サイズ1100円800円300円137%
宅急便100サイズ1400円1000円300円140%
宅急便120サイズ1600円1100円500円145%
宅急便140サイズ1800円1300円500円138%
宅急便160サイズ2100円1600円500円131%

要するに、差額があとよろメルカリ便の追加手数料ということになります。通常のメルカリ便から切り替えを検討するときは、この差額を追加手数料として払うに値するかどうかを判断すると良いでしょう。

原則として安い配送方法ほど、通常のメルカリ便に上乗せしてかかる差額も小さくなりますが、通常のメルカリ便と比較して一番割高比が低くマシなのは、宅急便コンパクトの選択になります。

あとよろメルカリ便のお得な使い方まとめ

あとよろメルカリ便のお得な使い方まとめ

以上までをまとめると、現時点においてあとよろメルカリ便の特徴は以下の通り。

  • 最も割高比が低くお得な、宅急便コンパクトサイズの30個一挙登録であれば、あとよろのコスパは最大になる。
  • 通常メルカリ便とのコスト差額は最大500円なので、どういうサイズでも送料手数料を差し引いた利益が500円以上あるのであれば、売れ残らない限り赤字にはならない。
  • 旅行の間も販売を継続したい際は、メリットがある。
  • 2021年6月現在、使用はひとり1回きりまで

ひとり1回きりまでという意味不明な新ルールが、他の全てのメリットを吹き飛ばす勢いですが、最後に検証を総合して現時点お勧めの使い方を結論しておきたいと思います。参考にしてみてください。

現時点・あとよろメルカリ便のお得な使い方

ハンドメイド作家、農業など生産者、輸入販売業者、大掃除直後など、宅急便コンパクトサイズで2ヶ月以内に売り切れる商品在庫を多数持っている人は、手間を1個30円で外注できる計算になるので物凄くお得。

ただし1回きりしかできないので、旅行や多忙時など、ここぞという時に使用すると吉。

おまけ:分析と推理

この制度は最初、個人の大掃除など不要品の一挙処分をターゲットに設計されたものと思われます。

半年様子を見てきましたが、新たな公式ガイドルールの追加傾向からそれが伺えます。あくまで業者利用を排除し当初のイメージ通り使わせようという方針のようです。

しかし大きいものほど倉庫保管コストがかかるとはいえ、差額料金設計のバラツキは最小のネコポスでかえって割高になるなど一貫性がなく甘い部分です。甘いところは業者に狙われやすい部分です。設計側がコンパクトだけ箱代を含め忘れたかと思うようなバラツキです。

分析と推理

今はまだ、ターゲットと料金設計が合っていない。この制度と料金設計を見る限り、実際には売れ筋商品を多数持つ業者等が使うのに最も適しています。大きさをごちゃごちゃ適当に処分したい個人は、割高な差額を負担させられ、業者の養分になる格好に陥ってしまいます。

個人的には、ハンドメイドの販売評価実績とアカウントの一定継続期間がある、ハンドメイド作家やオリジナル生産者の優遇制度として設計し直した方が良さそうに筆者には見えます。やっていることはAmazonフルフィルメントに近く、規模は小さく、料金も安いので。

そうすれば、ミンネ、クリーマ、ベイス、その他あらゆるハンドメイドフリマサービスを駆逐する、最強の販売代行ハンドメイド市場サービスとなり、多くの売れ筋作家が集まる場所となる可能性があります。

ですから今使えないと視野から消すのは早計です。ルール追加傾向を見ると迷走しておりあまり期待できませんが、まだしばらく観察を続けてみましょう。。