メルカリで買うと損する物 バッテリーリスクを逆手に取る方法

メルカリで買うと損する物と聞いて、まず真っ先に思い浮かぶのは偽物と安物、それから一時的に価格が高騰しただけで、すぐに価値が下落する転売品などではないでしょうか。

こうした禁売品や、リセールバリューの低い買い物を避ける方法については、メルカリで売れないもの売りにくい物 要注意物品リスト をご覧ください。

この記事では上記以外の、「バッテリー内蔵品」を、普通に買うと損するけど上手くやると得する物として、集中的に取り扱います。

規約改定により、原則としてメルカリでの中古バッテリーは売却禁止となりました。

スマホなどバッテリー内蔵品は膨張、破損、故障など劣化したものは売却不可です。

モバイルバッテリーなど外付けバッテリーは、新品・未使用でないものは膨張してなくても、中古だと全部売却不可です。

ルンバやダイソンなどの互換バッテリーは、新品・未使用であってもメーカー純正でないものは全部売却不可となりました。

要するに外付け交換系バッテリーは一律締め出されます。ここでは新品・未使用と表示されているバッテリー内蔵品を取り扱います。

メルカリで買うと損する物 バッテリーリスクを逆手に取る方法

バッテリー内蔵品を中古で買うと劣化リスクがあるのは、何となく想像できると思います。ですから多くの人もこのハードルを何となく避けて通ります。

だからこそ、このリスクを事前に把握すれば、障害を飛び越えてお得な買い物をすることが可能になります。バッテリー劣化リスクを逆手に取ると、以下のようなメリットがあります。

  • 商品を安く買える:自分でリスクを解決できる物が何なのか分かれば、バッテリーリスクのせいで売れない商品を安く入手し、楽しめるようになります。
  • 商品をリスクなく利用できる:ものによっては、バッテリーリスクだけ排除してメリットだけ盗むことが可能な方法があります。そうすることが相応しい品が何なのか、識別できるようになります。
  • 商品のリスクを軽減できる:解決も排除もできないバッテリーリスクについては、保険をかけて事前に軽減しておけます。どれが費用をかけてでも保険するに値するか、そうでないか正しく判断できるようになります。

誰でも、損はしたくないと思っています。だからこそ、みんながそう思う品、中古バッテリー内蔵品をあえてもう一度見つめてみることで、リスクを飛び越えてチャンスが掴めるようになります。

知っておくだけなら何の費用もかかりません。ちょっと覗いてみましょう。

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メルカリでバッテリー内蔵品を買うと損する

メルカリで何も考えずバッテリー内蔵品を買うと損する

当たり前ですが再確認として。。メルカリで考えなしに買ってはいけない品とは、バッテリーを内蔵した中古品です。どれほど劣化しているか不確定だからです。

乾電池など安く交換可能なものは良いですが、それ以外のバッテリー内蔵品です。そうした製品はたくさんあります。少なくとも、潜在価値をかなり低く見積もらねばなりません。

メルカリで買ってはいけないバッテリー内蔵品の例
  • モバイルバッテリー
  • スマホ
  • タブレット
  • ノートパソコン
  • 携帯ゲーム機
  • Bluetoothイヤホン
  • ポケットWifi
  • スマートウォッチ
  • 携帯音楽プレーヤー
  • 電子タバコ
  • ルンバ
  • 電動自転車
  • ダイソン
  • ケルヒャー
  • ドローン
  • アウトドア照明
  • モバイルプロジェクタ

これらは全てバッテリー交換不能か、あるいは交換費用が高額です。そしてバッテリーが持続しなければ意味をなさないものばかりです。

太字のものは、特に一般消費者がバッテリー交換できないようメーカーが細工していることが多い商品です。

売り文句やコメントのやり取りには意味がない

売り手に対して、買って何回使ったか、バッテリーがどれくらい持つ状態なのか、何回細かく聞いてもあまり意味はありません。

それよりも発売直後の製品であるとか、買った時のレシートの写真に書いてある日付がすごく若いとか、そういう確証を得られない限りは、全てギャンブルです。

冒頭説明した規約改定により、膨張、破損、故障など劣化したバッテリー内蔵品の出品は明確に禁止となりました。

しかし、売り手がどの程度の状態を膨張とみなして自己申告すべきかは基準がありません。規約改定により、以前より危ない劣化品を掴まされる確率は下がりました。

万一届いた品に膨張等が見られた場合は、出品されていたこと自体が明確に違反なので即時運営に通報することをお勧めします。

自分が売る時困る

買った中古品をあなたが使い込んで売る時までにはバッテリーはさらに弱ります。使わず放置していても、満充電か空っぽに近い状態で放置すると劣化します。

すると、売る時にかなり安くせざるを得ません。買って何回使ったか、バッテリーがどれくらい持つのか、コメントで聞かれたりしても困るでしょう。

バッテリーリスクを逆手に取る3つの方法

バッテリーリスクを逆手に取る3つの方法

安全な互換バッテリーを探す

こうしたバッテリー内蔵品は、一部の人気商品を除いては、メルカリでかなり安くなっていることが多いです。

もちろん普通には買ってはいけないのですが、自分で安いバッテリーと交換することができるならば、逆にかなり安いお買い得商品ということになります。

リスクを逆手に取る

先程の例だと、ルンバとダイソンはバッテリー交換が簡単なうえ、かなりAmazonで定評あるまともな安い互換バッテリーが簡単に手に入ります。筆者も実際に使っており、ずいぶん恩恵を受けました。

一方その他の電動自転車などは、互換バッテリーもあるにはありますがAmazonの評価が乏しいうえに低く、手を出すには複数の意味で危険です。まず表示より充電容量の少ない粗悪品を摑まされるリスクと、それから発火リスクです。

他にも欲しい製品がバッテリー内蔵品であった場合、「商品名+バッテリー+互換」で検索し、じぶんで交換が行けそうならメルカリを覗いてみると良いでしょう。欲しかった物がかなり安く手に入る場合があります。

なおメルカリは冒頭説明した規約改定により、互換バッテリーは新品でも売却禁止となっています。なので互換バッテリーを買いたい場合はAmazon等で目利きしてください。

またGoProは互換バッテリーが充実していますが、近年GoPro自身は互換バッテリーに対する締め付けを強くしており、ものによっては互換バッテリーを入れると画面に「GoPro製バッテリーのみご使用ください」と表示されることがあります。

互換メーカーも対策するでしょうがGoProもファームウェアアップデートでさらに厳しくする流れになっており、油断できません。

GoProに関しては、情勢が落ち着くまでは純正バッテリーしか使えないものを捉えておいた方が損失を抑えられ、安全です。

バッテリー交換不能品は、買わずに使う

最初に、内蔵バッテリーの交換できない品物のメルカリ購入は、避けた方が良いことをお伝えしました。

こういう品は、新品で買ったとしても結局は同じリスクを持っています。中古よりはマシですが、すごいスピードで電池が劣化し、使い続けることも売却をも不利にします。価値の下がる速度が速い

このリスクだけを取り除き、メリットだけを受け取る方法はあります。最新型のレンタルです。

ババ抜きのジョーカーを、あまり長く手札に残さないで済む

バッテリー劣化リスクを負わずに済む、これが新型レンタルの最適な使い道です。ババ抜きのジョーカーみたいに、持ち続けていると価値がどんどん下がって手放せなくなるタイプの商品を、あまり長く手元に残さないで済むようになります。

中でも最も相性の良いものは、使用期間が短期集中しがちなバッテリー内蔵品です。

買わずにレンタルした方が良いバッテリー依存品
  • モバイルプロジェクターとスクリーン
  • ポータブル電源
  • VRゴーグル
  • アクションカメラ
  • 360度カメラ
  • ビデオカメラと広角望遠レンズ
  • ケルヒャー
  • ドローン
  • ミニセグウェイ
  • ジンバルスタビライザー

キャンプや長期休暇の時に集中的に使い、日常ではあまり使用しないでしょうから、これほどレンタルに適した品もありません。

レンタルというと昔のビデオやDVDのイメージしかなかった世代の人間からすると、あの返しにくく面倒臭くやたらと延滞料金のかかるシステムは御免だと思うかもしれませんが、今の新しいレンタルシステムは大分事情が異なっています。

買ってはいけない物は、買わずに使う
モバイルプロジェクタ使用例。天井に映して寝ながら、吊って天井からテーブル水平面にプロジェクションマッピング、空中から壁に写して食事など大いに楽しめました

筆者はAnkerの最新プロジェクタを試しましたが、自粛の正月で集中的にコキ使って返却しました。

例えば返却手続きひとつとっても、返却日の日付変更ギリギリまでに、コンビニへメルカリ感覚で預ければそれでOKです。

レンティオは冷酷なのでやめた方が良い。モノカリなら問題ない

袋も着払い伝票も記入済でテープも全部用意されており、借りてから以降はオフラインで全て完結します。

やれ最終日までに届くよう逆算して発送しろとか、サイトにアクセスして何をどうしろとか、窓口は何時までだとか、そういう面倒が一切なく安全楽々に返却できます。

なんとかこのサービス水準を安く維持し、メルカリに次ぐ第三の買い物選択肢として残って欲しいものです。

高すぎるバッテリーリスクはヘッジして買う

高すぎるバッテリーリスクはヘッジして買う

バッテリーリスクがあると分かっていても、欲しいものは欲しい。レンタルに適さない品目もある。そういう時もあるでしょう。

それでも、リスクを理解した上で買うのと知らずに買うのとでは意味が全然異なります。

リスクを理解していれば、あらかじめヘッジ(リスク事前回避)して買うことができるようになります。

どんな製品が最もハイリスクなバッテリーなのか理解する

本質的に、小さなバッテリー製品ほど早く劣化します。充電頻度が高くなるからです。

また、電池は残量ゼロもしくは100%状態にある時、最も早く劣化します。この状態に陥りやすいのも、やはり容量の小さいバッテリーです。

この宿命を背負って生まれてくる要注意アイテムは、Bluetoothイヤホンとスマートウォッチです。

どんな製品が最もハイリスクなバッテリーなのか理解する

AirPodsとAppleWatchは、優れた製品ですが高額すぎます。類似の他社製品は百花繚乱で、もっと機能があって安く軽いものもいくらでも見つかります。

しかし、これらの製品にとって核心的に重要なことは、機能や重さ、価格の差ではありません。やはり、バッテリーです。

公式保険でヘッジする

公式保険でヘッジする

Appleの製品であれば劣化軽減の充電制御品質が良いことに加えて、AppleCare+という保険をかけられるようになっており、2年間バッテリー能力が80%を切ると無償交換することができます。

これほど小さいバッテリーの充電頻度を考えると、2年間で能力が80%を切る確率は、通常使用の範囲内でもかなり高いと予想できます。

この2種のようにバッテリーが宿命的に乏しい製品を購入しようとするならば、結局のところ王道のApple製品こそが割高に見えても賢明であるでしょう。

充電制御が実際どのように挙動しているのかについては、MacBookAirM1 安全な45W高速充電器検証とおすすめ の中でMacBookを使って検証しているので気になる方は見てみてください。

要するに、電池の劣化原因となる「残量0」「残量100」「高温」の3つの状態に陥る時間帯をなるべく短くするよう、自動的に制御されます。

ちなみにAmazon経由ならば定番のギフト券プライムロンダリングでコスト削減しつつ、AppleCare+を同時にかけられるので、尚更メルカリを避けて新品を買うことに意味があります。

Amazonはチャージギフト券をコンビニ・ネット銀行・ATMのいずれかから一回に5000円以上買った場合にのみ、0.5~2.0%ポイントが付与されます。プライム会員の場合+0.5%されます。

ギフト券は自分のアカウント宛に発行でき、すぐに使えます。使用時は1円単位で使え、使用期限は10年あり、出口で困ることはまずありません。

Amazon

従ってギフト券は高額商品購入の直前に、無料お試し会員になれる時期プライムになってからまとめて買い、即時解約するのが合理的です。

なお即時解約しても、30日間プライム会員の権限は行使でき、30日後に自動的に解除されるようになります。解除忘れを防止しつつ恩恵だけ受け取れます。

レンタルプロジェクタでAmazonプライムビデオを見るなど、短期集中狙い撃ちする時に相性が良いです。

もちろん、プライムのサービスが気に入ったら解約せず、ギフト券自体をプライムの会費に充てて回すこともできます。

上手に買い抜けしよう

記事ではバッテリー内蔵品に潜む潜在リスクを改めて見直し、その対処法を考えました。その過程で、新品や中古品といった購買方法の他にある、レンタルや保険といった第三、第四の買い物方法の、現代における価値を見直しました。

上手に買い分けしよう

メルカリで多くの人が売却を当たり前にできるようになると、買い物はある意味、売るまでの間無期限に安くレンタルしているような状態であるともいえます。

このことが大変不利益で、都合の悪い立場の企業はたくさんあります。

この企業たちはメルカリ以前から大変早い段階でこのことに気付き、持ち物の売却や転貸に早く限界が来るよう宿命を負わせました。交換不能な高額専用バッテリーです。

バッテリーリスクを回避

記事の方法を使えばそうしたバッテリーリスクを回避し、うまく環境に適応することができます。上手に買い抜けましょう。

apple careを付与するには、リンク先の商品選択で行います。

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