マイホーム住宅購入 プロの選び方ポイント

マイホーム住宅購入 プロの選び方ポイント

「マイホームがほしいんだけど後悔のない選び方をしたい。理想の暮らしはイメージできるけど、いきなりモデルルームに行く前に自分で考えとくべきポイントて無いのかな」

こんな風に思った方に、自分でできるプロ視点のマイホーム選定法を一覧表で提供します。

筆者は建物の設計を15年間専門にしてきており、今なお設計、用地選定、デザイン、現場監理、顧客対応全てに携わる現職の一級建築士です。

テレビで見るような2億ションから、個人の建物まで住宅を中心に幅広く多数手掛けてきました。

筆者が、実際に家を買ったお客さんと接するとき、あまりにも基本的で大切に思える事柄を建物の完成後に質問されることが多く、とても驚くことがままあります。

隣には将来なにが建つの?とか、洪水が来たらどうなるの?窓ガラスの種類は何?など。。

(筆者は設計技術者なので、お客さんが家や部屋や土地を購入する前の段階で接する機会はあまりありません。)

買ってから不安を感じて確認のために問い合わせされるのかもしれませんが、買ってから知ったところで後からではどうにもならないことばかりです。

こうならないために、 記事では家選びに大切なポイントを優先順位に沿って一覧表にまとめました。

もちろん理想の暮らしの優先順位は人それぞれです。でも誰にも共通の大切な事柄に関する優先順位があるのです。

読者にとって手戻りや後悔のない、納得できる家選びの一助になればと思います。ご参考ください。

マイホーム選びで確認すべきポイントの優先順位表

下記はこれから家を買う人に向けた、マイホーム選びで確認すべきポイントを、☆5(最重要)~☆1(後回しでOK)の五段階で評価した優先順位表です。戸建てでもマンションでもほぼ同じです。

特に会社勤務の若い夫婦が家を選ぶとき重要になるポイントに沿って序列をつけましたが、どういった年代・職業の方でも、自分の居住用に家を探している方には役立つポイントがあるはずです。

それぞれの項目について具体的にどういう目線で確認していったら良いかは、これからリンク先で解説記事にまとめていきますので、興味のあるページをときどき覗いてみてください。

立地編

  • ☆5:考慮せざるを得ない圧倒的な現実【当たり前でもプロ視点で再確認】
  • ☆4:当たり前に業者が保障してくれていると思ってはならない最重要ポイント【自分で納得いくまで確認】
  • ☆3:購入後からではほぼ変更できない重要ポイント【甘く見ず一度は考えておく】
☆☆☆☆☆予算
☆☆☆☆☆職場アクセス
☆☆☆☆☆縁戚関係
☆☆☆☆周辺環境
☆☆☆☆災害・地形
☆☆☆☆インフラ
☆☆☆☆法的制限
☆☆☆隣の土地の法的制限
☆☆☆学区
  • ☆2:購入後からでも変更又は代わりが利く事柄 【あればいいけど優先じゃない】
  • ★1:最重要だが法律で必ず守られている事柄【心配しなくて大丈夫】
☆☆行政サービス
☆☆駐車場
地歴と地目

建物編

  • ☆4:当たり前に業者が保障してくれていると思ってはならない最重要ポイント
  • ☆3:購入後からではほぼ変更できない重要ポイント
☆☆☆☆ 広さ
☆☆☆☆ セキュリティ・安全性
☆☆☆☆ 窓 (断熱 防音 プライバシー )
☆☆☆ 間取り (庭 外構を除く)
☆☆☆ エレベーター
☆☆☆ 駐車場
☆☆☆ 階数 (虫・湿気・防災 )
☆☆☆ ゴミ置場 (ディスポーザ 臭気 )
☆☆☆ メンテナンス
  • ☆2:購入後からでも変更又は代わりが利く事柄
  • ★2:重要だが結局予算による事柄【予算がないときでも代わりの方法を検討する】
  • ☆1:住んでから考えた方がむしろ良いこと【買う前にここに時間を割かない】
  • ★1:最重要だが法律で必ず守られている事柄
☆☆ 内廊下か外廊下か
☆☆ 換気設備
☆☆ 断熱材 (性能評価)
☆☆ 自転車置き場
☆☆ 内外装仕上げ
☆☆ ブランド
☆☆ 宅配ボックス
☆☆ 水廻り設備
★★ 購入か賃貸か 定期借地はどうなのか
★★ 新築か中古か
★★ 免震か制震か耐震か 高層か低層か 耐震性
★★ マンションか戸建か
★★ RCか鉄骨か木造か 耐風耐火と耐用年数
屋根防水、基礎構造、天井高さ
管理人
その他共用部設備
オプション装備・内装仕上げ・建具・収納
庭、ベランダ
家具家電照明
資産性

※筆者が日々業務で接するお客さんや業界の最新の傾向に基づき、リストは更新することがあります。

優先順位に沿って納得いく家選びを進めよう

優先順位一覧表には、あまりにも当たり前と思える事柄が最優先順位に並んでいてバカバカしいと感じる方もいるかもしれません。

災害対策やセキュリティ、音、臭い、インフラなどといったポイントです。

こうしたことは当然クリアした家が売られていると思い込みがちですが、根拠なく楽観してはなりません。

法律は最低限のことしか保障してくれませんし、重要なのに法律で保護されていないポイントや、そもそも臭いや眩しさなど数値で計りにくい=法律で規制しづらいポイントもたくさんあります。

こうした保障外の重要なポイントを確認することこそ、後悔のない家選びに大切な目線であり、業者によって取り組まれ方が千差万別になっているポイントです。

ぜひ、気になった項目から読んでみてください。

デザインの優先順位は?

デザインが良いかどうかは、そのデザインがあなたの理想の暮らしをイメージさせてくれるかどうかの度合に直結しています。

これは☆評価で順位をつけられるものではなく、心を動かす最も大切なことです。

しかしデザインだけ良くて優先順位表の内容が置き去りだと生活は成り立ちません。後悔のもとです。

あなたの理想イメージとこの記事の優先順位表とは、本来表裏一体のものです。

それなのに理想のイメージだけ追い求めると、家具や内装、オプション装備や庭など、比較的☆の少ない項目に時間と予算の大半を奪われ、気づいた時には購入を迫られるようなことになってしまいます。

☆の少ない事柄は、購入後の生活に沿ってゆっくり増強していけばよい事柄ですし、むしろその方が生活はより楽しくなるでしょう。

後悔しない家選びには、自分の理想のイメージを心に描き、優先順位表を自分の頭で確認することの両輪が必要です。