玄関でウイルス対策消毒 オゾンガス発生器で除菌室DIY

ウイルス徹底対策予防 オゾン脱臭機で簡単除菌室DIY
普段の玄関を除菌室に

この記事は近年大変安価になったオゾン脱臭機を用いて、家庭の玄関に簡単な間仕切りを設けて除菌室をつくり、インフルエンザ等有害なウイルスや雑菌が家へ侵入するのを防ぐ方法の紹介です。

総費用は脱臭機込みで2000~8000円。手間は20分。誰でもすぐ始められて、ウイルスのシーズンが終わってからも除菌や脱臭を目的に、様々な場所へ機材を展開できます。

肝心のオゾンによる殺菌効果ですが、これはオゾンによる殺菌方法を記述した医学論文や、近年ではプロ野球チームが実施した方法など例に事欠かず、参考になるでしょう。

筆者は以前から殺菌・脱臭目的で業務上また家庭でもオゾン脱臭機を使用しており、その能力の高さを記事 ホテル客室清掃に学ぶ、お部屋の消臭最終手段 でご紹介してきました。

普段の暮らしでオゾンを持ち出してまで殺菌をする必要はないと思いますが、仕事や勉強などどうしても休めない状況がある人、お年寄りや子供、犬や猫など免疫の弱い方が家に居る家庭などにおいて、たちの悪いウイルスが流行りそうなシーズンにはてきめんの方法です。

現実的な手間と費用の範囲内で、それでもありとあらゆる手を使って家へのウイルス侵入確率を下げたい状況にある方には、ぜひ読んで戴きたい内容が記事に詰まっています。ご覧ください。

オゾンによるウイルス対策がスプレーより優れているメリット

オゾンによるウイルス対策がスプレーより優れているメリット

ウイルス対策の基本は手洗い、それからクレベリンやパストリーゼのようなアルコールスプレーによる消毒です。ウイルスの種類によってはマスクも有効でしょう。

しかし毎日学校や勤め先から衣類にウイルスや雑菌を付けて帰ってきて、そのたびに顔や全身にスプレーを浴びるわけにもいきません。

玄関に上着を脱いでかけておき、かけておくだけで上着が自動的に殺菌されれば大変楽になります。あとは部屋に入らずすぐに入浴する習慣をつければ、肌や髪についたウイルスも落とせて万全でしょう。

こうしたことが半自動的に可能になるのが今回紹介する方法のメリットです。もちろん、鞄やズボン、靴など玄関に置いたものはすべからく殺菌されます。ついでに脱臭もされます。

デメリットは、玄関と廊下の間に間仕切りが必要になるため狭い玄関においてはより空間が狭く感じる状況になることがあります。広い玄関においては大きな間仕切りを作るかもしくはオゾン脱臭機を大型化する必要があるため、コストがかさみます。

デメリット対策として、広さや間取り別の間仕切りの設置方法、オゾン脱臭機の適切な選び方をこのあと記述しますのでご参考ください。

なおアルコールスプレーによるウイルス等の殺菌・除菌方法は、毎日出入りする人の除菌よりも室内の物品や家財をピンポイントで除菌するにはオゾンより便利です。

この方法を突き詰めた記事 部屋に染み付いた臭いを消す 除菌脱脂拭き掃除のやり方 がありますのでオゾンと組み合わせてご利用ください。

オゾン脱臭機による ウイルス対策除菌室のDIY方法

オゾン脱臭機による ウイルス対策除菌室のDIY方法

オゾン脱臭機とは、オゾンをいわばプラズマクラスターイオンやマイナスイオンのような物質のように放出し、その反応によって除菌・脱臭する非常に強力な仕組みです。大きさは手のひらサイズから炊飯器大までピンキリです。

オゾンはどんどん反応して殺菌脱臭しながら酸素に変わるので、広い空間に薄くオゾンをまき散らすよりも、狭い空間にオゾンを溜めることで極めて高い効果を発揮できます。

この方法をとって初めて、廉価な機器が冒頭のプロ野球チームが導入したような高価なプロ用機器にも劣らない効果をもたらします。

単にオゾン脱臭機を買ってきてなんとなく回していても、あまり意味がありません。玄関に狭い空間をDIYでつくってそこにオゾンを溜める、簡単な除菌室をつくってやれば効果は絶大です。

除菌室といっても何も大変なことはありません。玄関と廊下の間に突っ張り棒と丈の長い暖簾でラフな間仕切りを作り、延長コンセントで玄関にオゾン脱臭機を置くだけです。これだけで十分オゾン効果が出るようになります。

間取り別 最適ウイルス対策除菌室DIY

SICのあるケース

間取り別 最適ウイルス対策除菌室DIY SIC

さっそくあなたの家の玄関を見てみましょう。まれに玄関土間の横に、中へ入れるSIC(シューズインクローゼット、シューズインクローク、物入れ、納戸)のあるご家庭があります。

このような場合、このSICがそのまま最高の除菌室になります。扉の下に1センチほど隙間があるはずなので、そこから延長コンセントでオゾン脱臭機を引っ張ってくればそれで完成です。初めからコンセントのあるSICなら、もっと楽に終わるでしょう。

このケースでは、記事後半でご紹介しますが最安のオゾン脱臭機を使えば費用はそれだけで済みます。ぜひ実行していただき、半自動除菌室・脱臭室の効果を楽しんでほしいところです。

間口2m未満の小さな玄関

間取り別 最適ウイルス対策除菌室DIY 間口2m未満の小さな玄関
狭くても、棚を付けて鞄も除菌

マンションやアパート、都市型の戸建てなど、間口2m未満の小さな玄関だった場合は、玄関と廊下の間に簡易間仕切りを作って玄関土間自体を除菌室にします。

取り付け位置は玄関と廊下の間で、他の動線が交差しない位置が最適です。安易に広くしようと廊下の途中などに設けると、トイレや洗面など他の部屋に行くたびに暖簾をくぐる手間が増えて不便なうえ除菌効果が落ちます。

間仕切りを作るには、まず廊下の幅を測りそれに合う突っ張り棒を購入してきましょう。設置場所の廊下の幅が1m以下で高さが2.2m以下ならば、100均の棒(耐荷重1㎏)でも持ちます。

それ以上広い場所だと100均棒では暖簾の重さと開閉荷重に耐えられないので、ニトリやホームセンターで耐荷重3㎏程度以上の物を探してきましょう。Amazonでもさほど価格差無く買えます。

つぎに暖簾ですが、麻などあまり薄いスケスケの物だとオゾンが抜けてしまうかもしれません。これから買うなら遮光タイプなどある程度厚い物が良いです。

暖簾は玄関先の見た目も左右するため、できればニトリやIKEAなど実店舗で選びたいところですが、行くと分かりますが丈が1.5m~1.8mの物が大半です。

大抵のご家庭で、取り付けようとする廊下の高さは2.0~2.4mが主流でしょうから、短いものは今回の目的に適しません。必ず、廊下の床から天井まで遮蔽できるサイズを選択してください。

ご家庭で余っているカーテンがある場合は、サイズが足りれば使用可能です。丈余りは安全ピンなどでたくし上げておきましょう。見た目はイマイチですがいきなり買い急ぐより、まずは有りものから実験してみるのも良いでしょう。

筆者は100均のシャワーカーテンを貼り合わせるなど紆余曲折の末、最終的にAmazonの遮光暖簾がベターという結論になりました。サイズ・色を細かく選択できるようになっているので、丁度いいものが見つかります。

間仕切りができたら、あとは延長コンセントでオゾン脱臭機を引っ張ってきて設置すれば終わりです。

間口2m以上の大きな玄関

間口2m以上の大きな玄関

戸建てで玄関が大きい場合は、先述の突っ張り棒による間仕切りづくりがかなり難しくなります。

一応探せばAmazonやニトリなどで最大3m級の長物突っ張り棒などが見つかりますので検討してみても良いでしょう。ただ想像してみてあまりに玄関の光景が異様になると感じたなら、広い玄関を活かした別の方法も検討しましょう。

広い玄関ならば、簡易の置き型クローゼット設置ができないか測ってみると良いです。これなら延長コンセントでオゾン脱臭機を引っ張ってきて中に置けば完成です。

どちらも見た目があまり気に入らないという場合は、 業務用と同じオゾン脱臭機 を用いて玄関廊下全体を除菌室にする最終手段があります。

費用はかさみますが、除菌・脱臭パワーはオーバースペックなほどに出ます。後述の操作方法に習熟して、オゾンの出しすぎに注意して扱ってください。

ウイルス対策に最適なオゾン脱臭機の選び方

ウイルス対策に最適なオゾン脱臭機の選び方

オゾン脱臭機は一般家庭でまだあまり認知されておらず、ネットでも客観的な評価レビューが少なくて選びにくいと感じることでしょう。

どんな物でも共通ですが、Amazonなど通販の場合、評価レビューにステマが多すぎてそのままでは参考になりません。

ステマは☆5と☆1でベタ褒めしたりこき下ろしたりするのが定番です。☆1でもベタ褒めしたりとかもあります。☆5と☆1のレビューがピックアップ表示されるためです。

そこでまずレビュー自体の数が相当数多く、かつ中等評価(☆5段階評価なら☆3)のコメントに目を通してコメント内容がまともな物を探し、最後にコストで判断するのが基本になります。

とはいえオゾン脱臭機については筆者は業務でも家庭でも使用しており経験に詳しいので、ここでは卑近な例ですが3種の機材を紹介しておきます。

なお、USB充電型のものはまだコストの割にパワー不足の商品ばかりで、今回の目的には足りないというのが今のところの正直な感想です。

オゾン脱臭機の入門機

※筆者が家庭で使用していた品は2020年5月時点で品薄入手困難となってしまいました。代わりに評価と販売量が充実しているこの品をご紹介します。参考にしてください。

レビュー数が多く中等レビュー内容に概ね支障のない機種の中で、最安価格帯の物です。これでも今回のように小さい除菌室を作って回す分には十分な能力があります。

間口2m以上の玄関で、置き型クローゼットによる方法以外の広い空間が対象の場合は能力不足になるので避けてください。

ただしあくまで簡易的な家庭用なので、パワーの持続力は限られています。オゾンの出力が持つのはせいぜい1~2シーズンまでで、耐久性はほぼ使い捨てと考えてください。

オゾン脱臭機の家庭価格帯最高峰

上を見るとキリがないのですが、プロが使うハイパワーな物でなおかつ家庭に手の届く価格帯の品としてこれを挙げておきたいと思います。

非常に強力なので玄関廊下全体をまるごと除菌室にする場合は最適な選択になります。その他の大部屋やごみ置き場、喫煙部屋などどこでも、家庭においては持て余すほど強力で決定的な除菌・脱臭手段になるでしょう。

出入りしない間の玄関はオゾン除菌室にしてしまおう

オゾン脱臭機を玄関に置いて除菌室を実現しよう

除菌室をDIYし、オゾン脱臭機をセットしたら運用開始です。外から帰宅したら、玄関で上着を脱いでかけ、鞄も置きます。

一人暮らしで気兼ねしないならばズボンも脱いでしまえると良いです。ウイルス類は外套に付着してくることが多いため、それを除去する狙いです。

そうしたらおもむろに脱臭機のスイッチをオン。。このときは半裸なので出し抜けに玄関ドアを開けられないよう、鍵を確認しましょう。

今回紹介したオゾン脱臭機はどれも短時間で自動オフになるタイマーを自前で装備していますから、単にスイッチオンすれば一定時間後勝手に切れます。

オゾン脱臭機は毎回30分も回れば十分なことが多いですが、あなたが建造した除菌室の広さと脱臭機のパワーにもよります。標準装備のタイマー時間に不足を感じたら、コンセントタイマーの併用も検討ください。

帰宅したらONにし、あと玄関を使わない夜の間はずっとONのまま除菌室にしまっても良いでしょう。

オゾン脱臭機をスイッチオンしたらあとは部屋着をそばに予め用意しておいて着替えるか、あるいはそのまま入浴できればそれがベストです。翌朝出るときには除菌脱臭された衣類と鞄を身に着けて行くことになります。

ウイルスのシーズンが終わったら、取り外して家の様々な場所で除菌や脱臭を試してみましょう。

トイレ、クローゼット、靴箱の中、自動車内、ヤニ臭い部屋、焼肉の直後、酸っぱい臭いのエアコン機器など。。オゾン脱臭機を利用した徹底脱臭の方法について詳しくは ホテル客室清掃に学ぶ、お部屋の消臭最終手段 を参考にしてください。

DIYでつくった除菌室はウイルスを完全に消滅できるものではありませんが、確実にウイルスの侵入確率を下げるために役に立ってくれるでしょう。記事が参考になれば幸いです。