車のUSB端子にケーブルを差し、iPhoneやiPad、スマホ、タブレット、ドラレコ等を充電しようとつなぐと、何やら画面上に迷惑な認識表示が出てカーナビの使用に支障が起き、つないだ機器を充電できないといった問題はありがちです。
会社PCのUSB端子で充電しようとしたときも、似たような問題の起きることがあります。
これは充電のために接続したケーブルを介して、データ通信が勝手になされてしまうことが原因です。よって、データを遮断して電力だけ行き来するようにしてやれば、全て解決します。
データだけ遮断できれば逆にカフェなどでスマホやPCを充電する時の情報漏えいを防ぐことも出来、セキュリティ向上にも役立ちます。利用してみましょう。
USBデータ遮断アダプタ
格安小型のUSBデータ遮断アダプタを、差し込み口端子とあなたが今持っているケーブルの間に噛ませて使えば、冒頭の問題はすべて解決します。
CarplayとかAndroidAutoとかカーオーディオのiPod再生機能とか会社のセキュリティ対策とかUSBを検知して連動する常駐プログラムとか、そういう、単に充電したいだけなのに反応するとありがた迷惑なアプリの類は一切反応しなくなりますから、快適に充電できます。
このアダプタはデータ通信と電力オンリーを切り替えられるスイッチがついており、記事の目的で用いるにはスイッチを電力オンリーに固定しておけばOKです。
ちなみにデータ通信モードの場合、データと電力の両方が通ります。電力を遮断してデータだけ通すことはできません。
なおスイッチ切り替え無しで常時電力オンリーの製品もありますが、値段は大して変わらずコンパクトでもないので、あえて下位互換を買う必要もないでしょう。
ちなみにモバイルバッテリーや充電器の、PPSとかQCといった電力制御機構をあえて妨害したい時にも使えます。制御で電力を抑えたくない、強制的にフルパワー充電したいときに有用です。ただし制御したほうがバッテリーの発熱を防ぎ、長寿命化に寄与します。
他にはデータ通信を使って接続された機器が純正品かどうかを識別するタイプの製品、例えば一部の家電やカメラ、ゲームコントローラー等に、識別を阻止して給電するのに役立つ場合もあります。
要するに、ちゃんとUSBをつないでいるのにうまく充電されないなという時、汎用的に試せるツールです。一個もっておくとなにかと融通の利くようになるでしょう。
読者コメント