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今すぐ家庭で出来るインフレ物価上昇対策

物価上昇ニュースで見たし、そういやスーパーの会計も電気代も高くなった気がする。でも家庭でどう対策する?家は今すぐ買えん、金は買い方わからん、投資なんて出来んししたくもない、というかそんな金あったら今頃もっとどうにかなっとるわ!仕方ないから節約しなきゃ!

という人は少なくないのではないでしょうか。対策をいくら検索してみても、出てくるのは結局投資的手法ばかりです。なので生活系ライフハックのマニアである筆者より、投資と無関係で簡単な提案を速報します。

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インフレの最新情報を見る

どんな対策をすれば一番効率よく、つまり楽してより良い成果を得られるのか知るため、具体的な方法の前に少しだけインフレの中身を見てみましょう。闇雲に頑張るより、狙い撃ちするのです。

インフレの程度は総務省統計局のCPI(消費者物価指数)によって把握でき、記事執筆時点の6月19日現在においては、統計のある4月時点までで日本のCPIは約2%となっています。

でも実感としては、例えば電気代の通知が前月の1.5倍近くきて驚き困っているのに、たった2%だと!?と思うのではないでしょうか。そこに、家庭でできるインフレ対策の鍵があります。

CPIは平均値に過ぎない

出典:総務省統計局
出典:総務省統計局

4月最新のCPIによると物価上昇率は総合2.5%ですが、生鮮食品とエネルギーを除けばたった0.8%に落ちることが分かります。

これはつまり、CPIはあらゆる商品価格の平均に過ぎず、そして中でも生鮮食品と、エネルギーは他の品の平均よりも大幅に物価上昇の割合が大きい、ということです。

要するに、インフレは何もかも物価上昇する地獄に感じるけれど、実際は違う。特に上昇しているものだけ節約に気をつけて、他はもっと楽に構えて良いと分かります。

この場合、食費と電気代ガソリン代は、何か考えねばなりません。しかし例えば、水道代とかゲームやネット、Amazonプライムとかオーディオ、スポーツ用品とかそういうものは、大して影響がない

言い換えれば、全てをカツカツに節約するよりも、食費とエネルギーに集中した方が効率が良い。と分かります。

円安による輸入物価上昇の寄与度

出典:Google

去年からの数ヶ月でドル円だけで見ても115円から135円へと、約15%、円の価値が低下しており、即時ではないですが輸入品の価格にその分影響が出ます。

最新5月の貿易統計によると、日本の輸入に占める内訳の割合は、1位が鉱物性燃料で27%を占め、2位は半導体とスマホを筆頭とする電気機器で14.6%、3位は医薬品を筆頭とする化学製品の11.1%となっています。

つまりここでも、エネルギーの節約が最も重要であると分かります。次いでスマホや自動車•家電の節約が効果的であると分かります。

家庭への適用

じゃあそれならということで、電気もガソリンもせこくして、食事を減らしてスマホも薬も使わない、ということが出来る人はいません

ただ、これらこそが、他のどんなものにせこく振る舞うよりも、よく考えるべき対象、上手なインフレ対処のターゲットだということです。

電気代対策

家庭の電気代は過半をエアコンと冷蔵庫、照明テレビが占めるのですが、これを今から削れる人はほとんどいないでしょう。最初からテレビを見ない人はすでに削れないし、見る人は消せないと思います。

冷蔵庫は止められないし、エアコンと照明、その他家電をせこくオンオフ強要するのは本当に暮らしをみじめなものに、家族を束縛するものになります。

太陽光パネルとバッテリーは今すでに持ってるなら良いですが、これから買うのは試算すれば分かりますが、永遠に初期投資の元が取れません。取る前にバッテリーが寿命を迎えます。ではどうすればいいか。

1.お金も労力も使わない電気代対策

まず、お金も労力も使わない節約の方法としてできるのは、ひとりの時だけ節約するという発想です。例えば広いリビングに家族みんなで居る時も、あなたひとりでテレワークとか夜更かししてる時でも、どちらでもかかるエアコン電気代は同じです。

言い換えれば、同じ電気代でもみんなでいる時は人数分何倍もの効率で電気を使えている計算になります。ですから、家族や他の人と過ごすときは今まで通りエアコンを惜しみなく伸び伸びと使いましょう。

その上で、あなた一人だけでいるときは、服装を変えるとか扇風機で風通しをよくするとかして行けば、節約の努力に対して得られる効率が上昇し、長続きします。※猛暑日は除く

つまらないし、せこくて嫌になるような節約も、あなた自身の利得や誰かもわからない国家社会のためでもなく、身近な家族や隣人のために最適化できると思えば、意欲の湧く人もいるのではないでしょうか。

一人暮らしの人は

一人暮らしでペットもいない人は、基本、冷暖房は服装を工夫して節約です※猛暑日は除く。コロナも終わったし、モールや公共施設に行くのも良いですが、一人暮らしを18年間貫いてきた筆者からそっとお勧めは、都市部ならばホテルのラウンジや商業ビルのホール、空港や港湾施設に、ただのりする事です。

寝苦しい夜は、全裸という技が使えるのも一人の強みです。ただし地震の時、大混乱が起きるので衣類の事前配置に気を付けてください。

2.お金を使わない電気代対策

まず冷蔵庫については、下記の記事を使って運転効率を上げておくと、自動的に24時間365日節電効果が出てくるので、チリツモで楽に高い効果が出ます。

次いで、少しの労力で高い節電効果のあるものとしては、王道ですが忘れがちな、エアコンの清掃です。今までやったことない人はこれだけでそうとう電気代が下がるはずです。

だいたいどのメーカーのエアコンも、前面のパネルを開ける→フィルターを取る→風呂場で水洗いし陰干し→元に戻す、でOKです。最も重要な手順はよく乾かすことで、これをしないとエアコンが臭くなりますから、気をつけてください。

ヒートシンクにまで泡立つスプレーをぶっかけるとか、やりだすと色々ありますが、そこまで行くと後始末が大変です。苦労のわりに報われるのは、単に上記の洗浄乾燥までです。

あとは室外機の周りを風通しよく、かつ、日陰を作ってやるのも高い節電効果が出ます。

3.今すでに家にあるものを活かして節電できる方法

次に電気代対策として、少ない初期投資ですぐに回収でき、家庭で出来るのは、制御の自動化です。

一部のオフィスや店舗と同じように、玄関・廊下・トイレの照明は電球を人感センサーに置き換えると自動的に合理化できます。

電球を変えるだけで元の照明器具はそのまま使える(センサーの邪魔になるランプシェードは外す必要があります)ので、初期投資も非常に安く済みます。

それから充電器に繋ぎっぱなしのダイソン、ルンバ、ニンテンドースイッチなどは、充電器さしっぱなしでもバッテリー劣化を防ぐ格安簡単な方法【家電タイマー化】 にある、安いタイマーを使うと節電を自動化でき、なおかつ機器のバッテリー寿命を延長できます。

また、今すでにアレクサやシリ、OK Googleに習熟している人ならば、この機に家電も連動させておきましょう。楽しく節約ができますよ。

ガソリン代対策

ガソリンは鉱物性燃料なので、CPIも円安からも影響度の高い超重要ターゲットですが、通勤でこれを削るのは難しいでしょうし、レジャーで削っては楽しくないし車を買って持っている意味自体なくなってしまいます。

EVは持ってる人なら知っているでしょうが、まだ今の技術では全然節約になりません。バッテリーは寿命が早いし、そもそもこれから電気代は上がります。

家庭におけるガソリン代問題の核心は、4人用の車へ頻繁に一人で乗ることの非効率にあります。

家族の送り迎えやレジャーは、今まで通り心置きなく続けても、払うガソリン代の価値分は効率よく燃焼できます。

その一方で、じぶん一人で乗っていたような買い物やチョイ乗りには、手持ちの自転車や電チャリ、原付、あるいはこれから普及する電動キックボードに目をやってみましょう。

食事代対策

食費をケチると健康を損ねるので、気をつけねばなりません。

まず、これは地域によって必ずしも一概に言えないのですが、例えば小麦やコーンなどは国際資源価格推移を見るとかなり上昇しています。

一方でチョコレート原料や畜産物は、まだそれほどではありません。

これは、朝食からパンやシリアルを下げて、チョコと豚肉を食えばいいという意味ではありません

そうではなくて、インフレと円安で食料の価格が上がると言っても、よく見るとすごい上がっているものと、そうでもないものがあることに、気づけるということです。スーパーをもっとよく見るのです。

何やらマリーアントワネットに言われてるみたいで釈然としませんが、パンがダメなら米や米粉の利用を探ってみましょう。

その他にも、ベーコンが高騰するならハム、柑橘類が高騰するならリンゴやバナナにするとか、要するに今まで同種で人気2番手だったものを、代替に楽しんでみる良い機会と捉え、あなたの眼ききを試してみましょう。

また、酒や、食品ではないですが衣類などは、長期保存が効くので他の生鮮品に比べて価格上昇が遅くなるので、覚えておきましょう。

あとはレトルトや缶詰など長期保存品の買い溜めについてですが、これはコロナや災害騒ぎの時散々体験したので皆知ってると思いますが、あまり必死になると無駄金のから騒ぎになるのでやめましょう。

転売などもってのほかで、むしろそういうのは避けて、なおさら皆が目を向けない2番手商品を見極めた方が効率よく買い物できます。

スマホ代その他対策

最新iPhoneやパソコン、家電は1台10万程度で、3年以上使うなら、家計において食費やガソリン代の年間総額に比べると大した問題ではありません。

しかし単価は非常に高いので、以前までと比べて高くなった!と痛烈に感じる度合いは食費やガソリン代以上のものに、これからなるでしょう。

あまり頻繁に買い替えたり壊したりするのは考えものですが、そうでないなら、じぶんの必要に応じて買うなり控えるなりしても、大勢に影響ありません。

クレジットカードや電器店のポイントカードなどは、物価が上がってもその上がった物価に対して定率でポイントを付与してくれるので、インフレの時代においても引き続き有効です。

いっぽう自動車は特に単価が高いため、面倒と勇気を支払ってでも中古車を検討する好機です。

新車半導体不足のせいで去年まで中古車も高騰していましたが、今年になって中古車輸出先のロシアが沈んだので価格が少し落ち着いてきています。

実際、筆者はこの5月に中古で4年落ちフリードを、オプション考慮すると同等新車より100万以上安く買えました。

こうした物品のことは耐久消費財といって、インフレの初期になるとみんなが値上がり前に駆け込み需要で買う傾向の強いものです。つまりインフレが鮮明になるのなら、待っていても安くなりません。

ずっと好機を狙って待っていたなら、おそらく今がその時でしょう。焦って無駄遣いにならない程度に、行動を始めるべきです。

最後に、金についてですが、誰も金地金インゴットを買うことは考えないと思います。ところでそれに近い働きをするものとして、高級ブランドがあります。

これはブランドを買って価値保存せよという意味ではありません。ただ、いつか贈り物や自分への褒美をと考えていたならば、待っていても中古価格はずっと下がりにくくなっていくと言えます。

総括

まとめると家庭のインフレ対策で効果的なのは、電気代を一人づかいの節約と自動制御化、ガソリン代を一人チョイ乗りの見直し、食費を価格見極めによる置き換え、耐久消費財購入の4点となります。なお薬代は節約できるものでないので省きます。

とりあえず出来ることから、楽しくストレスにならない範囲で、試してみましょう。環境に逆らわず適応すれば、インフレや円安を逆手に取るチャンスも見えてくるかも知れません。

何せ物価が上がるので、メルカリは安く買うにも高く売るにも都合がいい場所にこれからなります。

円安の方はかなり苦しく、これで喜ぶのは輸出企業とか観光産業とか、要するにほとんどの一般家庭と無縁であり、不公平感が増すでしょう。少なくとも、外国人が大挙して押し寄せそうな場所へ観光に行くのは予め避けるのが賢明です。

海外旅行はしんどいかも

コロナ後の航空・宿泊費高騰、燃料高、円安のトリプルパンチになるので、今海外旅行へ行くのは相当に不利を覚悟せねばなりません。ホテルの上級会員権など、レジャー会員権の類はまだ安いですが、これから急激に高騰していくと思います。

インフレ物価上昇に興味が湧き、事後対策するだけでなく逆手に取って利益を得たい、この先を予測したいとまで思った人は、少し難しい本ですが、最新の研究書を読んでみると刺激になります。

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