レターパックプラスの厚さ検証 7cm超え裏技 – メルカリ

当サイトの記事は規約遵守による確実な配送を最優先に、単純にどこまで詰め込めて、結果的に厚さ何mm程度まで運べるかの限界を検証したものです。

箱型や切断加工すると拒否されますが、この方法なら規約適合で実際に運べます。企業が配送方法としてレターパックプラスを指定する際にも、厚さ制限のないことを公式案内しているケースもあるので、併せて記事で紹介しています。

2022.6月よりメルカリ送料が値上げされ、これまで割高で無意味だったレターパックプラスに利用価値が生まれました。

結論から言うと、専用封筒にねじ込めれば、ゆうパケットプラスの上限だった厚さ7cmを超える荷物を、同額の520円で、規約適合で運べます。どこまでの物をねじ込めるかどうかは記事で検証します。

7cm超えだと通常は宅急便の750円かかるところ、ゆうパケットプラスと同じ520円で荷物の厚さUPで運べるので、無視できないコストメリットが生じています。

発送は郵便局に持ち込まねばなりませんが、缶とかボトルとか、化粧品やスプレーなど厚く太くて小さい物を宅急便系より230円も割安で運べます。この機に覚えておいて損はないでしょう。

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レターパックプラスの基本仕様

レターパックプラスの裏技的使い方

レターパックプラスの基本仕様は下記の通り。上記写真のような専用封筒を郵便局か一部コンビニで買って使います。専用封筒以外は不可です。なおメルカリ以外でも普段の郵便に使えます。

  • 発送は郵便局かポスト。ただしポスト投函口(旧型3.4、新型4cm)を超える高さは郵便局のみ
  • 匿名配送にはならない
  • 宛名書きは必要
  • 追跡はできる
  • 送料は520円。送料と封筒代、税全部込みの総額
  • 専用封筒は、郵便局、ローソン、ミニストップ、セイコーマート、デイリーヤマザキで買える
  • 受け取りは対面のみ
  • 専用封筒サイズは34×24.8cm。厚さの制限はない。重量は4kgまで

厚さの制限が存在しないというルールが最重要で、この配送方法を使う唯一のメリットです。公式サイトでも、上記画像のように明確に厚さ制限のないことが謳われています

この発送方法を使いたい場合は、商品の発送方法を「レターパック」に指定しておくと実行できます。

レターパックプラスの裏技的使い方

レターパックプラスのサイズルール

レターパックプラスのサイズルールは、34×24.8cmの専用封筒に入れることというだけで、厚さの制限はありません。その他の梱包に関する制約条件で、注意すべき点は下記です。

  • 袋が破れたり、一部の切り取りその他の加工をしてはならない
  • 封を補強するための粘着テープ類は、表面の料額印面(剥がして送る依頼シールの部分)を覆ってはならない

まず大前提として、一部を切断したり、最近よそのサイトで出回ったような、箱型に整形して折り曲げ加工するような方法は不可です。

また、会社や特定の個人が何度も繰り返し同じような形状で詰め込んでいる場合も、不可抗力でなく加工と見做され拒否されます。何事も限度がある。

しかしこの記事の写真のように、厚い物を入れて結果的に不可抗力で封筒が歪んだとしても、その場合は何も規約に違反していないので、7cmを超える荷物も規約適合で運べます。

無論、歪んだ分運べる平面サイズは低下します。筆者が必死こいてねじ込み検証したサイズ相関表を下記に示しますので、今後の参考にしてください。

厚さ平面サイズ上限目安
8cm16×19+ cm
10cm15×14+ cm
12cm12×12+ cm
14cm10×10+ cm
16cm7.5×7.5+ cm

+(プラス)というのは、折り込んだ残りの隙間です。下記写真は厚さ12cmで折り起こした時の長手を測定したもので、厚さ12cmを確実に収納できる範囲の長さが12cmであることを示していますが、見て分かる通り封筒の端にかけて隙間があるので、厚さが小さければプラスアルファ多少は入ることを意味しています。

歪んだ折り目

短手の方は、やれば分かりますが封印の厚さで固いのと、歪んだ折り目が垂直に近くなるのでほとんど運搬に期待できる隙間は生じません。

表の通り厚さが増大するにつれ、運べる平面サイズの限界は低下していきます。平面サイズが7cmを切った時点で、同額のゆうパケットプラス(厚さ7cm)の方が良い選択になりますから、その厚さ以降は記載していません。

また、厚さが増すほど3辺合計の寸法は小さくなり、これは厚いものほど輸送効率が落ちていくことを意味しています。

厚さ10cmの例
筆者が職務で使う大量のタイルが役立つ瞬間

測定は写真のように1枚につき厚さ1cmのタイルを、8枚とか10枚積んでガイドにしながら、立体的に折り込んで測っています。上記写真は厚さ10cmの例です。

宛名は先に書いておきましょう

上記のように厚さ14cmともなると、封筒は低気圧で爆裂寸前のポテチみたいな見た目になりますが、郵便局に持ち込み全ての規約を守っていれば契約に従い運んでくれます。これを見れば分かると思いますが、宛名は先に書いておきましょう

なお、失敗した封筒でも宛先シールを剥がしたり汚損していなければ、郵便局で交換してもらえます。

窓口で拒否された等の口コミについて

冒頭で注記しましたが、規約にもはっきり書かれている通り、切り取り・加工すると受け付けてもらえません。ハサミを入れたり、折り紙みたいにきれいに折り込んで整形したら当然加工なのだから、不可です。

ここをきちんと理解しないまま受付拒否された人が、よく確かめず感情のまま口コミをばらまいている実態があります。箱型に折るという間違った手法が昔バズリ、実際に苦労して折った人は当然拒否されるので、3cm超えはダメとか断られるとか、あまりにも間違った風説や口コミがはびこるようになりました。

これがネット上に、レターパックプラスで厚さ3cmを超えるとダメだとかけしからんといった間違いの情報がはびこる原因となっています。

記事みたいに元の袋の形状のままグイっと詰め込んで不可抗力で袋が歪んでも、当然加工ではありません。受け付けてもらえます。というか規約に反してないので窓口職員レベルで拒否する権限も裁量もありません。拒否は越権行為です。

アンカー

上記写真はアンカーという、モバイルバッテリーとか充電器で有名な大企業に修理依頼した時の返送用封筒に同封される案内書ですが、ここでもレターパックプラスの赤い封筒には厚さ制限のないことが紹介され、堂々とその利点が利用されています。

レターパックプラスの3cm超えについて本当は、裏技でもなんでもなく最初から当たり前の仕様なのです。

レターパックプラスのメリットを使いこなそう

郵便局で交換

レターパックプラスのサービス自体はメルカリの昔からありましたが、従来は競合のサービスが十分安くて匿名だったので当サイトであまり扱っていませんでした。

しかし2022年6月からメルカリの配送が軒並み値上げとなり、その一方で従来のノーマル郵便サービスは価格据え置きとなったため、匿名を捨ててでも検討に値するほどのコストメリットが生まれて来ています。

値上げは確かにいやなものですが、その都度知恵を凝らして工夫で乗り切りましょう。

その他の値上げ対策に関する裏技は下記をご覧ください。

配達送料全般に関する最安や利便性の確認には、下記の簡単な一覧表をご利用ください。

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