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ベランダガーデニング 虫がつきにくい土を作る方法【無農薬虫除け対策】

この記事には虫画像は一切ありません。安心してご覧ください。

マンション高層階のベランダなのに、ガーデニングをやると虫が湧いてくる。風で飛んでくるのかな?

必死こいて育てた菜園、虫除け対策に手を尽くしているのにどこからかコバエやアブラムシ、カイガラムシに取りつかれる。

こんな疑問や経験はありませんか。せっかく新鮮無農薬な草花や野菜を楽しもうと思って育てても、ある日ある時奴らは現れ、爆発的に増殖して全てを台無しにしてしまいます。

ベランダ菜園ガーデニング虫対策 無農薬で安い加熱土を使う方法

地上から離れたベランダ菜園のメリットは、周囲に虫が少ないことです。なのに湧いてくる、奴らはどこからくるのか?それは、です。

この記事では農薬を使わず、加熱土という加熱殺菌された土を使うことで根源的な虫の発生源を断つ方法を確立させます。

虫を殺したり防ぐのでなく根本的に最初から虫の存在しない環境を作ることで、大幅に虫害にあう確率を下げられます。ご覧ください。最初が肝心です。

ベランダガーデニングの虫発生原因は土

ベランダ菜園の虫発生源は土

地上から離れた高層階のベランダなら、周囲に虫はいません。もちろん、わずかに風に運ばれてきたり、よじ登ってきたりということはあります。

しかしそれにしては、毎回毎年どこからともなく、やたら湧いてくる時があると思いませんか。増え方も普通じゃないし、羽虫だけじゃなく油虫や果ては芋虫まで、本当に風とクライミングでやって来たと思いますか。

いくら虫除けネットをかけても、虫がつきにくいハーブを買って来ても、最も主要な虫の発生源を断たなければ効果はありません。その発生源とは、汚れた土です。

私たちが今までどんな土を使って来たのか、虫対策という観点からちょっと見直してみましょう。

100均の土は謎が多すぎる

100均の土は中身の謎が多すぎる

100均の土は安いし、小口で運び易くついで買いしやすいので便利です。筆者も昔はよく使っていました。

しかしこの土はあまりに中身が謎すぎます。パッケージにはほとんど何も書かれていません。100均の土でコバエに悩まされる例はネット上にも情報が多く、原因が土と気づかないまま経験のある人も少なくないでしょう。

最大の謎は価格が安すぎることです。無論、その中に虫がいないと考える方が不自然です。

ホームセンターで買ってきた苗の土は虫がいる

ホームセンターで買ってきた苗の土は虫がいる

タネから育てるのが面倒な時はホームセンターで苗を買ってくることがあると思いますが、この苗がうわっていたポリポットの土には、虫がいます。苗自体に潜んでいることもあります。

普通に地上に並べて育てているので、虫がいないと考える方が不自然です。

高級な土、有機培養土にこそ虫はいる

有機培養土

筆者は100均土と苗の土に疑いを持った時、かなり高い有機培養土を買ってタネから作物を高層階のベランダで育てたことがあります。

結果は、史上最高に虫が沸きました。芋虫まで湧いたのはそれが初めての経験でした。

天然自然で、栄養豊富な土ほど、高価な高級品です。よく考えたら当たり前ですが、天然自然で栄養豊富な土に、虫がいないと考える方が不自然です。

土を虫対策しなければ、ベランダガーデニングの苦労は終わらない

虫は自然と栄養の証 でも。。

虫は自然と栄養の証 でも。。

虫が湧くぐらいの方が、天然自然のオーガニックだとは思います。しかし実際奴らに作物を台無しにされると、そんなことは言っていられなくなります。

一生懸命虫を取り除き、葉の裏も一枚一枚水で根こそぎ洗浄しても、またやられます。筆者はやられました。土から湧いてくるから、いくら洗ってもキリがない。

虫除けネット、防虫グッズ、虫がつきにくいハーブは、焼け石に水

虫に苦労した経験があって、安易に農薬を使いたいくないとお考えの方は、上記のようなグッズを試して敗退した経験はないでしょうか。筆者は全部あります。

防虫ネットや、鉢棚にビニール蓋を作っては風で飛ばされたりなど苦労した経験のある人もいるかもしれません。でも土からわいて来ていると気づかなかれば、報われません。

他には、アースのコバエホイホイみたいなグッズを使ってみるものの、死骸の処理で気分が悪くなるなど。食虫植物や防虫ランタンなど、段々エスカレートした方法が頭をよぎったこともありませんか。

もういっそ作物を妥協して、バジルとかミントとか対虫力の高いとされる苗や樹木を買って来たことはなかったでしょうか。植え替えてから先、結果はどうでしたか。

虫を防ぐのも殺すのも、あまりにも不毛だったと、もう終わりにしたいと、思いませんか。

でも、農薬は使いたくない。ではどうすればいいか。それには、初めから虫のいない土、高熱殺菌処理した加熱土を使うことが根源的な対策になります。

水耕栽培は藻が湧く

水耕栽培は?

土を使わない水耕栽培なら、虫の心配はないのでは?と思う方も居るでしょう。

筆者は加熱土を手にする前、水耕栽培でも菜園に取り組んでいました。この手法は虫が湧きません。

しかし、藻が湧きます。ネットやテレビはうまくそこを隠し洗浄して撮影していますが、実際は緑の藻が1日で発生して美観を損ない、何より悪臭がします。毎日水を捨て入れ替えねばなりません。

ポンプで循環させ解決を試みましたが、ポンプに藻が徐々につまりすぐ壊れます。

日光を完全に遮れば有効ですが、水桶から苗が突き出しているのに遮るのは至難です。スポンジ培地は瞬く間に緑のまだらになります。

肥料を減らせば、藻の発生速度は下げられます。しかし栄養の少なくて済む観葉植物なら良いかもしれませんが、作物には肥料が必要です。水だけでは限界があります。

水耕栽培がいかに効率的で先進的であるかは、そこらじゅうに宣伝があるので枚挙にいとまがありません。にもかかわらず誰も長続きしないのには、理由があります。

ベランダガーデニング虫対策の決定打は、加熱土

虫の原因が土にあることは分かったとして、虫対策を施した土を検索すると多数の人工土がヒットします。

人工土は開発メーカーや農芸用品店が自画自賛する情報が多すぎて、なかなか実態が見えて来ません。

人工土は高すぎる

普通土と加熱土、人工土の違い

これら人工土やその一種であるハイドロというものは主にセラミックや粘土、鉱物などを原料として人工的に加工し作られたもので、普通の培養土や腐葉土とは根本的に違います。そもそも原料の時点から虫のいない、虫対策に最高に特化するよう削り出し形成された土です。

予算があるなら、人工土を使ってみるのも良いでしょう。そう、人工土最大の欠陥は、コストが高すぎる点にあります。普通の土の15倍からするので、ある意味超高級作物ができます。

加熱土の欠陥を知り、補う

加熱土

ここまでしなくても、天然自然にありふれた土を、加熱殺菌処理しただけの土があれば、シンプルにそれで足ります。それが加熱土です。

とはいえ加熱土も、パーフェクトではありません。以下の概略表をご覧ください。普通土は一般的な安い培養土を指します。

土種別特徴概略普通土加熱土人工土
たくさんいるほぼいないいない
コスト安い普通高い
栄養豊富乏しい無い
鉢底石必要不要不要
原料鉱物、粘土

虫対策の観点から土を考えると、上記のように3種に大別できます。その違いをご覧ください。

虫対策のベストバランス

さきほど加熱土を虫対策のベストバランスとして推しましたが、欠陥があるためそのままでは使えません。

ひとつは、加熱殺菌したゆえに栄養が乏しいこと。これは肥料で解決できます。

もう一つの欠陥は、ネットに情報が少ないことです。私たちは記事で虫対策の観点からこの表を見ていますから、加熱土がバランスの良い有望な土に見えていますが、大多数の人にとっては中途半端な土でしかありません。

だから、みんなが虫対策で土を検索しても人工土ばかりヒットして、加熱土が視界に入って来ません。加熱土を虫対策に使おうという発想自体生まれないのです。

なのでこれから筆者が、加熱土を虫対策に使った経験をもとに、ネットに足りない情報を提供します。

加熱土の良品のみが虫対策になる

加熱土の良品を見分けて買う

最初に結論を言うと、加熱土のベストバランスはアイリスオーヤマの 観葉植物用加熱土 一択です。

ある程度責任能力のありそうなメーカーの製品で、ホームセンターでもAmazonでも容易に入手できて、加熱殺菌処理が明示された土はアイリスオーヤマのこのシリーズが有力です。

他の加熱土は何がダメ?

他の加熱土は何がダメ?

アイリスオーヤマの加熱土だけでもシリーズがいっぱいあり、パンジーなど特定の品種用や、花・野菜用なんていう魅力的な品もあります。

これらは作物がより良く育つよう肥料が配合されており、粒の組成比率も調整がなされ、結果として。。栄養豊富で、虫が多い。虫対策として考える上では本末転倒な土です。

恐らくは、粒状加熱土のほかに粉塵を多く混入させているのが原因と思われます。肥料にも原因があるかも知れません。

あえて栄養の乏しい観葉植物用が、虫対策になる

あえて栄養の乏しい観葉植物用を選択する

もうお気づきと思いますが、土のなかの栄養とは、虫の存在と切っても切れない関係にあります。

栄養たっぷりなら虫たっぷり、虫が嫌なら栄養もなしです。土単独だけに、栄養や虫対策や、根の支えといった多くを同時に期待しすぎるのはやめましょう。

土は根の支えと保護に専念し、虫と栄養は最小限。栄養は肥料に分担させれば、この問題は乗り越えられます。

本当のベランダガーデニング虫対策は土からはじまる

作物は種ではなく土から始まる

ベランダ家庭菜園やガーデニングに慣れてくると、はりきって良い土を沢山買ってみたりするようになります。天然自然の栄養豊富な高級有機培養土です。

すると、今まで経験したこともなかったような虫害に悩まされることがあります。その原因の多くは、栄養豊富ゆえに虫たっぷりの土壌にあることを記事では示しました。

誰でも、土にこだわろうと思ったら栄養豊富なものを求めるものです。しかしそこには虫害という、思わぬ盲点、落とし穴があります。

ベランダ菜園ガーデニング

農薬を用いない虫対策という観点で見れば、あえて土の栄養を減じてみるという方向が、劇的な効果をもたらします。しかし貧栄養では作物が育ちません。土の栄養と虫とは表裏一体の関係です。

この矛盾を、選び抜いた加熱土と肥料とで補うことができれば、あなたのベランダ菜園ガーデニングは、一歩新しい世界を開けるものと思います。さあ、今年も始めましょう。

次回予告

次回予告

ベランダ無虫栽培の実践にはまだ条件とコツがあります。一つは、タネから育てること。もう一つは、タネには別の固形土を使うことです。

前述の通り苗には虫がいます。また、今回の加熱土は粒状であるため種が定着しないのと、水はけが良すぎること、また、タネにいきなり肥料はキツすぎて発芽しないためです。

次回5/26記事で実演しますが、急ぐ方は固形土を使って始めてみましょう。普段ならポットで苗まで育ててからプランターに移すなど面倒でやっていられないと思いますが、今回はメリットが大きいです。

おまけ

人工土は高すぎるので、加熱土でプランターを埋めてから表面だけに散布してみました。

人工土