ランキング | 名称 /メーカー | 参考価格(内容量) | 度数 | 糖質 g・kcal/100ml | コスパ 円/ml | ブランド人気 | 人工添加物 |
1位 ★★★ | トゥルーリー/TRULY (日本ビール) | 400円 (355ml) | 5% | 0.3g・29kcal | 1.2円 | ○ 米国ランキング2位 | 甘味料不使用 香料不使用 |
2位 ★★ | トポチコ/Topo Chico (コカコーラ) | 200円 (355ml) | 5% | 0.5g・31kcal | 0.6円 | ○ | 甘味料不使用 |
2位 ★★ | スミノフセルツァー/SMIRNOFF SELTZER (キリン) | 190円 (250ml) | 4% | 非公開・30kcal | 0.8円 | ○ 米国ランキングTop5 | 甘味料不使用 |
2位 ★★ | フルーツァー/FRUITZER (アサヒ) | 180円 (355ml) | 4% | 1.8g・32kcal | 0.5円 | ー | 甘味料不使用 |
※販売終了 3位 ★ | ウォーターサワー/WATER SOUR (サッポロ) | 120円 (350ml) | 3% | 0.2g・19kcal | 0.4円 | ー | 甘味料香料使用 |
※販売終了 4位 ー | ドゥーシー/DOSEE (オリオン) | 200円 (250ml) | 2% | 0g・13kcal | 0.8円 | ー | 甘味料不使用 |
ハードセルツァー | チューハイ | ハイボール | |
原料酒 | サトウキビ発酵酒等 | 焼酎等 | ウイスキー |
度数 | 2〜5% | 4〜9% | 7〜9% |
糖質/100ml | 0〜2g | 0〜10g | 0〜3g |
カロリー/100ml | 20〜30kcal | 40〜60kcal | 40〜60kcal |
人工添加物 | 甘味料を使わない傾向 | 甘味料香料とも使う傾向 | 使わない傾向 |
チューハイでもハイボールでもない、酔うためでも味わうためでもない、刺激だけを飲むための爽やかで純粋な米国発祥ドリンク、ハードセルツァー / Hard Seltzer.
糖質はほぼゼロ、ハイボールよりも低カロリーで、感覚としては南アルプススパークリングウォーターやウィルキンソンタンサンのような香りつき無糖炭酸水に近く、空腹をまぎらすダイエットのお供に最適です。
参考:ハードセルツァーの米国シェア人気ランキング
1位 | White Claw/ホワイトクロー |
2位 | TRULY/トゥルーリー |
3位 | Bud Light Seltzer/バドライトセルツァー |
4位 | Corona Hard Seltzer/コロナハードセルツァー |
5位 | Smirnoff Seltzer/スミノフセルツァー |
国内ランキングの根拠について
エントリー基準
国内製品は主要メーカーを網羅するように選出しました。但し、サッポロのウォーターサワー、オリオンのドゥーシーは生産販売終了であることに注意してください。
サントリーにはハードセルツァーとしての商品が存在しません。低カロリー炭酸+フレーバーの条件を有する品としては、グリーンハーフ/GREEN HALF 1/2(但し糖質2.1g)、翠/SUI(但しアルコール7%)がありますが、あくまでハードセルツァーでは無いので除外しました。
宝酒造もハードセルツァーとしての商品が存在しません。低カロリー炭酸+フレーバーの条件を有する品としては、すみか(但し糖質非公開) がありますが除外しました。
国外製品は米国シェアランキング上位5位以内に該当し、日本国内で容易に入手可能なもののみ選出しています。その他無数にある有象無象の製品は除外しました。
評価基準
ランキング評価は5点満点の星取り評定とし、以下5つの条件それぞれを満たすと星一つ、最大5つ星となります。
- 糖質:最も少ないもの上位2商品に★
- コスパ:最も安いもの上位2商品に★
- ブランド人気:米国流通ブランドに★
- 入手性:Amazonで購入可能かつ販売終了告知していないものに★、販売終了品にマイナス★
- 添加物:人工系甘味料、香料両方の不使用を公表しているものに★
ダイエットのお供に最適な飲み方
持続可能なダイエットのための気分転換用に、普通じゃないレベルまで強冷して飲むと、炭酸×香り×冷気の純粋な刺激だけを楽しむ、後味スッキリで体に負担の少ない大人な飲み物に整います。
強冷にはマイナス18度のアイススラリーを使用します。試してみたい方は、90秒でキンキンにビールを冷やす方法【アイススラリーDIY】 をご利用ください。
おすすめのハードセルツァー
初めて国内でハードセルツァーを試すなら、本質的には米国上位のTRULYと言いたいところですが高価すぎるので、目的別にダイエット用ならトポチコ、人気の海外ブランドを体験するならスミノフ、それ以外ならフルーツァーが良いでしょう。
国外品を試せるチャンスがあるのなら、Ola Hard Seltzerが今かなり評判が良く、おすすめです。
ハードセルツァーのジャンルは日本市場に定着していません。日本では、フルーツのお酒には酎ハイやカクテル、梅酒のイメージが強く、強い味を期待する人が多いため、その延長でセルツァーを買うと裏切られます。
しかし、味の強いドリンクは後味残りや添加物が気になっていた、という場合や、ダイエットで食べられない分、アルコールと刺激で気を紛らすのに、ハイボールをしかめっ面して飲むことに飽きてきた人は、この際試してみるのに良い機会です。国外の潮流を手にとってみましょう。
ハードセルツァーの自作DIY
ハードセルツァーというものの存在に気づく人や、興味を持つ人は、ハードセルツァーに何を期待してこの記事にたどり着いたでしょうか。きっと、爽やかで後味の良い、悪酔いしない、しかし香り高くおいしい、そんな新しい飲み物体験を期待したのではないかと思います。
ハードセルツァーは日本で定着しておらず、また果実酒に甘さを求める日本の傾向もあいまって、残念ながらいま企業の提供してくれるセルツァーでは、あなたが期待しイメージしたものは手に入らないかもしれません。
そういう場合の最後にして最高の手段として、ハードセルツァーを自作する方法をご紹介します。とはいえやり方は簡単で、好きな白ワインを天然無糖系の炭酸および氷で割るだけです。
比率は酒1:炭酸水2に氷適量です。
これだけでスパークリングワインとは違う結果になります。甘くなく、透き通った香気の水になります。
それでいて結果として、セルツァーが備えていた特性をすべて高いレベルで具備しています。すなわち冒頭に示した発酵醸造系の原料酒、低度数、低糖、低カロリー、人工甘味料なしの天然原料、本物のすぐれた果実の香りであることです。
他のチル系ドリンク、ハードセルツァー、炭酸類では酒としてもジュース炭酸としても、どこか甘ったるく中等半端に刺激不足と感じていたなら、それを軽く超えて、きっと最初にセルツァーに期待していたような香気の体験にたどり着けるでしょう。飲み過ぎに気をつけてお試しください。
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