ベランダ電源コンセント無料簡単DIY

ベランダ電源コンセント無料簡単DIY

この記事は室内のコンセントから延長タップを引っ張ってきてエアコン用の壁穴(ACスリーブ)を通し、ベランダなど屋外で電源を取る方法の解説です。

筆者の環境では2016年から間接照明の電源として使用しており、その間毎日タイマーで自動点灯していますが一度もトラブルになっていません。 間接照明への利用例と併せてご紹介します。

なお通線までの総費用は自宅の延長タップを使えば0円です。照明器具等は別途必要に応じて調達ください。

ベランダなど屋外に常設電源を持ってくる方法の選択肢はほとんどありません。本格工事するか、フラットケーブルを買うか、エアコン穴利用くらいです。

最も低コストで手軽なのはエアコン穴利用です。この記事ではご家庭によって異なるエアコン穴の形状パターンごとに、穴を利用して電源ケーブルを通し、通電テストする方法までを3手順でご紹介します。

ベランダでのテレワークや間接照明、水耕栽培、自動潅水装置、洗濯機、サーバー設置、ケルヒャーなどのために電源を手軽に常設したい方は、大きな設備投資に踏み切る前にまずこの方法を検討してみてください。今自宅にあるものだけからでも始められます。

なお建物への加工が無いので、賃貸でも問題なくできます。ご参考ください。

手順① エアコン穴の状態を判定し、通線する

まずはエアコン穴を探し、下記のどの判定パターンに該当するか見てみてください。

判定A:プラスチックのカバー(スリムダクト)がある

 判定A:プラスチックのカバー(スリムダクト)がある

分譲マンションや戸建て、最初からエアコンのついている賃貸マンションに多いパターンです。

まずカバーと壁との間に白いぷよぷよ(コーキング)がある場合カッターで切ります。その後カバーのネジを外して、カバーを取り外せば穴が露出します。穴に詰め物がある場合は、ほじってケーブルが通せるようにします。

カバーは内外共についているので、両方を同様に処理します。ケーブルを穴に通し、ケーブルがカバーの脇から飛び出すようにカバーをかぶせてネジで留めなおします。

コーキングは打ち直すのが理想ですがとりあえず後回しでボンドなどで塞いでおいても良いです。

判定B:紙粘土のようなもの(パテ)で埋められている

判定B:紙粘土のようなもの(パテ)で埋められている

賃貸で多いパターンです。

粘土の端を少しずつめくるなどして、通線できる隙間をつくります。壁穴の奥まで粘土が詰め込まれている場合は、ほじってケーブルが通せるようにします。 

古い建物でパテほじりが捗らない場合は、思い切って全部取ってしまった方が結果的に楽なこともあります。

パテはホームセンターで安く買えますから、あとで綺麗に詰め直せばOKです。

判定C:プラか金属のフタがしてある

判定C:プラか金属のフタがしてある

部屋にまだエアコンをつけていないときのパターンです。ネジでフタを空ければ穴が露出します。

判定C:プラか金属のフタがしてある

外部側は金属のフタがしてあることが多いです。この場合はネジを外してOPENにします。

判定C:プラか金属のフタがしてある

もし、これからエアコンを設置しようと考えているならば一番良い方法は、エアコン設置業者が来た時に通線したい延長タップケーブルを手渡し、一緒に通しておいてもらうよう頼んでみるのも一つの手です。

融通の利かない業者もいますが、ダメもとで頼んでみるとどうにかしてくれることもあります。

分譲などでスリムダクトが絡むと嫌がられるのであきらめた方が良いかもしれませんが、賃貸などで単に内外ともパテで埋めるだけならば簡単なことなのできっと対応してくれるでしょう。

判定D:屋外と屋内で穴の位置がちがう(屋内だけ高い位置にあるor 屋内の穴だけ見つからない )

判定D:屋外と屋内で穴の位置がちがう(屋内だけ高い位置にあるor 屋内の穴だけ見つからない )

分譲マンションや最初からエアコンのついている賃貸でたまにあるパターンです。

この場合はベランダ側の穴の位置の反対側の室内に、四角く縁どられた点検口がないか探してみてください。

室内側のエアコンの位置からは遠く離れている場合も多々あります。

点検口があれば、外すと判定BまたはC状態の穴が露出しますので、それぞれの方法に従って穴を露出します。

点検口が無い場合は、エアコン穴の利用はできません。。しかしこの判定Dのケースは建物のグレードが高い場合に多いケースなので、全ての部屋のベランダや庭の壁をよく探すと最初から防水コンセントが装備されていることもありますから、今一度見直してみてください。

もう一つの可能性として、ベランダに給湯器がないか探してみるのも一考です。あれば、下部のカバーを外すと内部に防水コンセントがあるはずなのでそこから分岐を取れば極めて簡単に解決できます。

判定E:使えそうなエアコン穴が見つからない

それでも使えそうな穴が見つからず、給湯器や防水コンセントもなかった場合は、多少加工が必要ですが給気口を利用する手もあります。

判定E:使えそうなエアコン穴が見つからない

このようにプッシュ式の給気口になっていることが多いです。写真のようにプッシュしてフタをOPEN状態にしたあと、フタ自体を左に回すと丸ごと取れます。

判定E:使えそうなエアコン穴が見つからない

外部側は防虫網があるのが普通です。ネジを外して網をどかして通線します。ベンドキャップという雨除けのカバーがついている場合もいったん外して通線し、そのあとキャップは元通り雨除けにつけておきます。

判定E:使えそうなエアコン穴が見つからない

手順② 通線する

室内外とも穴を露出したら、延長タップケーブルを穴に通します。

タップの側は大きすぎて通らないので、コンセントの側を外から通しましょう。

延長タップは家庭にある普通のものでよいです。あまり大きいと後で防水を考えるとき困るので、3口くらいがおすすめです。

通線したら穴を復旧します。さきほど判定Aだった場合はカバーを被せてネジ止めし、コーキングを切った場所をとりあえず手持ちのボンドなどで接着します。コーキングしなおすのが理想ですが後回しでもいいと思います。

判定Bの場合はめくった粘土を押し詰めて戻します。隙間が気になる場合ボンドなどで埋めます。パテを詰めなおすのが理想ですが後回しでもよいです。

手順② 通線する

判定Cの場合はとりあえず穴に新聞紙などを詰めてテープで塞ぎます。これは見苦しいので早めにパテを買ってきて塞ぐか、先に業者にエアコンを設置してもらってから実行しましょう。

手順③ 器具をつないでテストする

 ベランダカウンターテーブル

通線したら、器具をつないでテストしてみましょう。この記事では誰でもありものから始められるベランダ電源活用例として、間接照明を行う方法をご紹介しておきます。

とりあえずお勧めは手持ちのクリップライトや電気スタンドです。

ベランダに器具を置いて、先ほど通線したタップに器具のコンセントを挿して点灯し、いろんな配置を試して照明のイメージを固めましょう。

ベランダ照明の基本は、器具そのもの(光源)を見せないことです。室外機や植木鉢の裏に器具を隠して、光だけを手摺や植栽に当ててみましょう。下から上方向に照らすと雰囲気が出ます。

照明器具の選定

器具の配置イメージが固まったら、実際に屋外で固定して使うために防水型の器具を買ってくる必要があります。

いろんな照らし方を試せて器具が隠しやすいのは、防水型LEDクリップライトです。まずはここからはじめるのがお勧め。値段も電気代も安くて便利です。

照明器具の選定

写真のものはマイナーメーカーですが恐ろしく堅牢で廉価です。筆者の自宅で何年もずっと風雨にさらされてきましたが、台風が来ようが壊れず淡々と点灯します。

焦って買うと電球の色を間違えたりするので慎重に吟味しましょう。好みにもよりますが電球色のものが推奨です。色温度3000K以下の物です。

演色性は高いほど良いですが、高額なので使いどころによります。食事や美術品、人の顔を照らすならば演色性Ra90以上あると期待に近い結果が得られます。

単なる空間照明なら演色性はそこまでこだわらなくても、コスパ良く満足できるものが手に入ると思います。

電源オンオフは室内側でタイマーかスイッチを使い、室外側に置く照明器具はスイッチ無しの単純な物の方がコスパが良いです。スイッチ付きの器具にしたい場合は、スイッチ自体も防水処理された物が必要になります。

なおLEDテープライトやローボルト器具を使用したい場合は、室内で変圧してからケーブルをエアコン穴に通しておく必要があります。

外部側電源の防水処理

タップと器具のコンセントを挿した部分も防水保護する必要があるため、サイズの合うカバーケースを購入しておきましょう。迷ったら大き目を選んでおけば失敗が無いです。

カバーケース

このように3分岐タイプの形状だと、スペースに余裕があり普通の家庭用延長コンセントタップがそのまま流用できます。

カバーケース

このようなストレートタイプは省スペースですが、延長タップにさらにコンセントの向きを変えるタップを組み合わせないとうまく通線できません。

オン/オフの制御

コンセントタイマー

間接照明をする場合は、コンセントタイマーを室内側のコンセントに挿しておき、毎日決まった時間帯のみ自動的に点灯/消灯するようにしておくのが一番ストレスフリーです。

この場合ベランダに出ないときも勝手に点灯しますが、防犯にもなりますし、バルコニーが明るいと室内が広く感じるうえに雰囲気も出て良いです。

人感センサーは一定時間後に消えてしまうので、あくまで防犯用にしかならないと思います。通行人が近づくたびに点滅するため、落ち着きません。

明るさセンサー式は感度調節が難しいのでお勧めしません。曇天だと日中不要なときにも点灯してしまいます。センサーが汚れるとだんだん期待したタイミングで点灯・消灯しなくなってくることもあります。

曜日によって点灯時間を変えたい場合は、デジタル式のコンセントタイマーを選択します。

デジタル式のコンセントタイマー

NFCでかざすだけスイッチ制御 風雨もタイマーもOK

NFCでかざすだけスイッチ制御 風雨もタイマーもOK

自宅にWifi環境とNFCに対応するiPhone11/ 11Pro / 11ProMax / XS / XS Max / XR / SE2 以降をお持ちなら、iPhoneをかざすだけでスイッチ制御ができるようにDIYできます。

これを使うとタイマー制御の他に遠隔制御、防犯用の点滅制御もできますので、目的によってはコンセントタイマーより便利です。

詳しくは Alexa不要かざすだけ スマートプラグNFCで手持ち家電格安スマート化 を参照し、スマートプラグとNFCタグを準備してください。スマートプラグにタイマー制御も含まれているので、コンセントタイマーは不要になります。

タグはラミネート加工して、好きな場所に貼ります。例えばベランダカウンター上に貼っておけば、そこにスマホをかざすだけでベランダ照明の電源をオンオフしたりできます。

雨に降られても砂に汚れても、タグが破損しなければ特に支障はありません。防水スイッチ付きの器具を買ったりするより安く水損の心配なく運用できます。

網入りガラスでも両側からNFCタッチできる

ちなみに窓ガラスが1重で薄い場合、窓ガラスにタグを貼ると室内側と室外バルコニーどちらからでもかざしてONOFFできるようになります。

1重ガラスは賃貸アパートなどで多いです。ある程度新しい分譲マンションなどではガラスが二重になっており、厚すぎて両面感知は難しいです。

安全性の配慮

漏電ヒューズ

安全性に特に配慮したい場合は、室内側に漏電ヒューズを設置しておきましょう。

きちんと防水型の器具を使い、タップ接続部も防水カバーで保護していれば、基本的にはヒューズは無くても問題ありません。筆者はヒューズ無しでずっと使っています。

ただご家庭に小さな子供や動物などがいる場合などは、ケーブルを引っ張られて断線などしてしまう可能性もあるため設置しておく方が良いです。

間接照明でベランダが明るくなったら、 ベランダカウンターテーブル格安DIY 工具不要で設置取り外しOK でカウンターの設置を検討してみてください。さらに空間活用の幅が広がりますよ。