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100均超強力マグネット 防水加工DIY方法2種と実用例11選

100均超強力マグネット 防水加工して水場で使う方法

ダイソー、セリア、キャンドゥなど100均にある超強力マグネットは大変磁力が強いネオジム磁石で、小物類なら浮かせることができるほどです。

磁力を使ったさまざまなDIYアイデアを安く実現するのに欠かせないアイテムで、唯一弱点であるサビの問題を克服できれば応用範囲がさらに広がります。

この記事では、DIYに活用する目的でご家庭の油性ペンを使用して簡易耐水コートする方法、ボンディックを使ってプラスチック樹脂コートする簡単な方法をご提案し、具体的な応用例レシピを11種ご紹介します。

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油性ペンを使った磁石の簡易耐水コート

油性ペンメーカーの公式サイト情報によれば、油性ペンで塗った面には、多少の耐水コート効果があることが示されています。

なので本当に簡単な防水の程度でよければ、100均のネオジム磁石に油性ペンで色を塗ってやれば、簡易耐水コートの出来上がりです。

磁石の汚れを拭き取ってから、ガムテープなどに磁石を軽く張り付け、テープごと持ってペンで塗るとうまくいきます。

1層目を塗ったら1分乾かし、2層目を塗ってまた1分乾かし、最後に3層目を塗れば塗りムラ少なく耐水コートが完成します。

油性ペンを使った磁石の簡易耐水コート

油性ペンはご家庭にあるものなんでも、だいたい似たような効果はあると思いますが、ペン先が細いと重ね塗りの時1層目を溶き剥がしてしまい、うまく塗れずに失敗します。

ペン先はなるべく太いものの方が、楽に成功します。耐水性についてメーカー公式見解が揃っているのは三菱のマーカーなので、家に太い油性ペンの持ち合わせがないならこの品を推奨します。

色は好きな物を選択すればよいと思いますが、公式情報によると色によって耐熱性能が多少異なります。黒ならば最強の200℃耐熱です。

ボンディックを使った完全防水プラスチックコート

水中や、激しい摩擦、衝撃を受ける環境に適した完全防水方法です。ボンディックを使って、プラスチック樹脂でコーティングするやり方です。

ボンディックとは、紫外線ライトを照射すると数秒で硬化する液状プラスチックのような樹脂素材です。

単純に磁石に樹脂をベタベタ塗り盛って固めても良いのですが、もう少し綺麗に作りたい場合のために型取りして制作する方法を紹介しておきます。

平たい板の上に置いて上から押し付けるのがコツ。 キッチンでやると磁石がくっつくのでやりやすい
平たい板の上に置いて上から押し付けるのがコツ。
キッチンでやると磁石がくっつくのでやりやすい

樹脂粘土を熱湯で念入りにかなり柔らかくし、コーティングしたい磁石よりワンサイズ大きい磁石2枚重ね、型取りしたのち水で冷やして型にします。

次にボンディックを型に薄く流し、UVライトで固めます。

磁石を型に入れ、型の裏側から大きいほうの磁石でサンドするとコーティング作業中に磁石が型の中心からずれてしまう事を防げます

薄く底板が固まったら、底板を型に残したまま小さいほうの磁石を型に入れ、型の裏側から大きいほうの磁石でサンドします。

こうするとコーティング作業中に磁石が型の中心からずれてしまう事を防げます。

磁石の周囲にレジンを流してUVで固め、最後に表面をレジンで薄く覆って照射

サンドしたら磁石の周囲にボンディックを流してUVで固め、最後に表面をボンディックで薄く覆って照射します。気泡が出来たら固める前に爪楊枝でつぶしてください。

気泡が出来たら固める前に爪楊枝でつぶしてください

これで完成です。型をとると、誰でも工業製品のように綺麗にできます。ちなみにボンディックにはノーマルとEVOの二種がありますが、UVライトの電池交換ができるEVOの方が便利です。

なお、当サイトではこのボンディックによる防水方法を応用し、100均磁石の磁力を合成強化する知識と技術を以下に整理しました。

ボンディックを手に入れたならぜひ覗いてみてください。さらなる磁石DIYの世界があなたを待っています。頭の片隅に入れておいて損はないでしょう。

防水磁石を使った浮かせる収納応用実例11選

リモコン小物を磁力で浮かせる収納例

小物につける磁石に防水性能など不要と思うかも知れませんが、防水すると水性接着剤が使用できるようになります。

水性接着剤は他の瞬間接着剤や合成接着剤に比べ、良くも悪くも接着力が弱く、後で剥がす時扱いやすいという特性があります。この特性を活かし、あとで剥がしたい時困らず小物に磁石をくっつけて浮かせる収納方法を、上記リンク先記事にまとめてあります。

布に防水磁石を付け、タオルやタペストリーを固定する3例

1枚の布に1組2粒の防水磁石を付けると、タオルがバーや物干しからずり落ちないよう固定したり、シャワーカーテンがカビないよう浮かせて乾かしたり、手ぬぐいタペストリーを飾ったりが簡単にできるようになります。

洗濯の時は磁石同士をくっつけてネットに放り込むだけで、付けたまま洗えます。

今持っているタオルに磁石をつけ、タオルバーからずれ落ちないようにするアップグレード
シャワーカーテンに磁石をつける
シャワーカーテンの場合、裾の端っこどちらか一端に一粒付け、片方だけ吊れば足りる

もちろん布にベタベタ接着剤で固定したりなどしません、面倒な縫い付けもありません。ピンで付け外しできる防水強力磁石を簡単に自作DIYできます。

とはいえ普通の安全ピンに磁石を取り付けるのは加工が至難です。安く、楽に実現するためには 台付きピン という道具を使って制作してみましょう。

タオルを浮かせて乾かす清潔収納法 ピン付き防水磁石DIY

適合する磁石は、100均のネオジム磁石、超強力マグネットの直径13㎜タイプ4粒入りの商品)です。

制作手順

磁石にはN極とS極があります。13㎜磁石を互いにくっつけてみて確認し、そのまま両側に台座ピンを瞬間接着剤で接着します。

あとは、 記事冒頭のボンディックによる方法を使って防水コーティングします。台座がそのまま型になるので、おゆまるによる型取りは不要です。流れ出さず型と磁石の表面張力で綺麗に仕上がります。

あとは、 100均超強力マグネット 防水加工DIY方法4選 の記事にあるUVレジン法を使って防水コーティングします。

磁石の上から盛るように台座にUVレジンを流し込んで埋め込むかたちになります。UVライトを照らせば即時固まります。これで安全ピン付き防水強力磁石が完成しました。

ピンごとUVレジンを流し込んで埋め込むかたちになります。UVライトを照らせば即時固まります。これで安全ピン付き防水強力磁石が完成しました。

あとは布に取り付けて自由に使うだけです。バスタオルも2粒で浮きます。

もちろんタオルに接着剤をベタベタつけたり穴をあけたりなどはしません。縫い付けの面倒もありません。
記事はピンで付け外しできる防水強力磁石を自作DIYする方法のご紹介です。
タオル以外にもシャワーカーテン、キッチンスポンジや手ぬぐいタペストリー、ティッシュボックスなど布・紙系材料さまざまに展開できます。

ピン付き防水磁石を使って壁や小物に刺して使う2例

前記のタオルに付けるピン付き防水磁石の方法でそのまま、磁石ピンを壁に刺して小物を壁に浮かせたり、小物にピンを刺して磁力で浮かせたりできます。

キッチンスポンジに磁石を付ける

防水性能があるので、水回りでもでき、不要になったら外せます。

テーブル下の浮かせる小物収納などで、例えばティッシュが尽きたらピンを抜き磁石を外して次のティッシュ箱に再使用できます。このように、磁力で浮かせる収納を考える時、磁石の接着固定よりもピンの方が有用な場面があります。

水回り小物を磁力で浮かせ清潔乾燥を保つ4例

水回りの品々を磁力で浮かせて収納できれば、置いた場所の水アカや汚れに悩まされることなく乾いた清潔な状態を保てるようになります。

些細なDIYですが、毎日使う物の手入れから解放される効果は侮れません。雑多な吸盤グッズやトレー類を買い集める前にいちど試してみましょう。

キッチンスポンジを防水磁石で浮かせる

スポンジに防水磁石を取り付ける

例えばキッチンスポンジの場合、カッターナイフで薄く小さく切れ目を入れ、記事冒頭のボンディック法で作った防水磁石をねじ込んで終わりです。

防水磁石をねじ込んで終わり

防水磁石は、スポンジを捨てる時取り出して再使用できます。

スポンジを捨てる時取り出して再使用できます

うっすら磁石が見えるくらい薄い位置に埋め込むのがコツです。

磁化したスポンジの収納場所は、シンクの内側側面に浮かせる形が最適です。水がシンクに垂れ流れるので水が溜まって汚れることがなくなります。

スポンジの収納場所は、シンクの内側側面に浮かせる形が最適

磁石がつかないシンクの場合は、磁性ステンレス板をシンクの側面に張り付けておきます。

 LEC社の四角形のタイプ

洗面所の石鹸なんかも同じように浮かせられます。

石鹸に防水磁石を埋め込み浮かせる

石鹸に防水磁石を取り付ける

石鹸の背中をカッターナイフでほじって、防水磁石を埋め込み、タイトボンドあるいはボンディックで封をします。

タイトボンドで封をする場合は厚く盛ることになるので、乾燥に4日要します。

あるいは、持ち合わせがあればビール瓶などの王冠をかぶせて押し込んでも良いです。この場合は接着剤は不要です。王冠は錆びるので、ある程度したら使い捨てにはなります。

とはいえ石鹸自体も使い捨ての消耗品なので、これも時間的合理性のある選択です。

石鹸の設置場所は、洗面台の内側側面が最適

石鹸の設置場所は、洗面台の内側側面が最適です。シンクにスポンジを設置した時と同様のやり方で、磁性ステンレス板を設置しておきましょう。

歯ブラシやカミソリなど軽く小さい小物に磁石を取り付ける

歯ブラシやカミソリなど軽く小さい小物に磁石を取り付ける

8粒入りの小さい100均磁石を使う場合、小さすぎて防水加工が難しいです。できなくはないですが、面倒と効果とが割に合いません。

歯ブラシのような使い捨て小物の場合、磁石も使い捨てるつもりで単にアロンアルファなど瞬間接着剤でくっつけた方が安く早く済みます。

歯磨き粉やコップなど重い小物に防水磁石を取り付ける

使い終わったら引きはがして再使用

歯磨き粉のような使い捨ての対象ならば、はがし痕を気にしないでよいので防水磁石を瞬間接着剤やボンディックで貼り付け、使い終わったら引きはがして再使用するのが楽です。

コップなどある程度長期間使う対象

コップなどある程度長期間使う対象の場合、防水コートした磁石をタイトボンドで接着しておくと見映えと後で剥がせる利便性を両立出来ます。※タイトボンドはドライヤーで加熱すると剥がせます。

なお金属製の小物はタイトボンドで錆びる場合があるので注意してください。ボンディックは金属を腐食する恐れはありません。

設置場所は、洗面鏡棚の下など逆さづりにでき、洗面台の上など水の滴っても支障ない場所がベストです。

吊った小物が多くなりすぎる場合はタオルに前述のピン付き防水磁石を付けて手前に浮かせ、隠すのも一手です。

ケーブル類を磁力で整理する例

デスクトップマグネットケーブル

ケーブルの根元に一番小さい小粒磁石を一体防水加工で取り付けると、根元の強化と防水、ケーブルの整理に役立ちます。

最初のレジンはすぐに固める

このように細かい部位や形状で防水磁石を作りたい時は、透明ストローなどを型枠がわりに使って対応することができます。

磁石やストロー型枠の仮固定には瞬間接着剤やセロテープを使います。どちらも透明なのでボンディックと相性の良い資材です。

塗りのこしは穴になる

ストローはボンディックの硬化後きれいに剥がせます。

壁にケーブルを磁力で留める

ケーブルの先っぽに磁石が埋め込まれていると、使わないときケーブルを壁に貼り付けて置けるようになります。ケーブルのからまりを防いだり、ルンバや掃除の邪魔にならないので地味に便利です。

小物を究極シンプルに浮かせてみよう

水回り小物を究極シンプルに浮かせてみよう

以上、防水加工した100均磁石を使い、小物類を浮かせて収納する方法をご紹介しました。

小物類は雑多で散らかりやすく、それでいて微妙に使用頻度が高いため管理に悩ましい場面が多くあります。

この問題を解決するためにトレーやフックなど無数の収納グッズが存在していますが、本質的な解決策は、取り易く乾き易い場所に浮かせてしまうことにあると思います。

究極的には、浮かせたい物体が他に何の付属物もなく浮いて見え、つけ外しして使えればそれが一番シンプルなゴールでしょう。

なお植木鉢やテーブルなど大きいものを浮かせてみたい方は、以下の記事をご覧ください。浮かせると床掃除が楽になります。

おまけ:100均の超強力マグネット自体の防錆力は

ここまで防水加工の方法を紹介しましたが、改めて100均の超強力マグネットはどの程度錆びやすいのかについて検証します。

ダイソー、セリア、キャンドゥなど100均にある超強力マグネットはネオジム磁石をニッケルメッキしたものです。

パッケージには防錆について何もかかれていませんが、ニッケルメッキの一般的な防錆力は、ステンレスには大きく劣り鉄より少しマシな程度です。

またニッケルは技術的に高精度でメッキするのが難しい材料のようです。

100均なので精度はなおさら期待できませんし、ニッケル自体錆びない金属というわけではありません。

防水加工しないでそのまま使用するとどうなるでしょうか。実際筆者の環境の例でいうと、室内で普通に使用する分には錆びることはありませんでした。

浴室で使うコップに何もコートせず接着使用した場合は、1日で即座に錆びるものと数ヶ月間錆びずに使えているものとが、1:3くらいの比率で混じっていました。メッキの精度によるものと思われます。

錆び、磁石自体が崩壊

何もコートせず石鹸に埋め込んだ物は例外なく半日で錆び、磁石自体が崩壊します。

錆びた磁石は鉄分独特の臭いを放ち、周囲をひどく汚してしまいます。

水周りや屋外、長時間濡れた状態になる環境で100均ネオジム磁石を使いたい場合は、防水加工を施したほうが良いでしょう。

おまけ2:防錆スプレーは有効か

金属塗装用の錆止めスプレー塗料を吹きかける方法は、筆者も真っ先に試しましたがお勧めしません。

写真のように錆止めの下塗りと、仕上げの水回り用上塗り2種をダブルで吹きかけるやり方を試してみましたが、以下のようなデメリットがあります。

  • スプレーで周りが汚れないような作業場所を作る手間
  • 磁石両面スプレーするのに同じ作業を2回繰り返す手間
  • きれいにむらなくは塗れない
  • 塗った後摩擦に弱くすぐはげる
  • スプレー自体が高コスト

得られる結果を考えると油性ペンの方法と大差なく、磁石防水のような小物を処理する目的ではスプレーはあまり効率が良くないと思います。

読者コメント

  1. 佐藤ひとみ より:

    臼や枡などの水漏れを修理するコーティング剤として使えますか?

    • デフラグライフ より:

      臼や枡といった木製の素材や、食品と直接触れる部位に、油性ペンや ボンディック を使用してはいけません。
      木製素材は液体が染み込むため、ボンディックが染み込んでUVが届かず、液状のまま染みて残る結果となります。また、ボンディック自体食品安全性のない合成樹脂です。
      木製素材に対して食品安全性を保ちつつ、耐水性を補強する目的においては タイトボンド3 が多くの場面で適切です。