配管外径(JIS) | ネジ外径 | A呼称(ミリ) | B呼称(インチ) | 俗称 | JIS規格水栓呼称 |
17.3㎜ | 16.662㎜ | 10A | 3/8 | 三分 | ー |
21.7㎜ | 20.955㎜ | 15A | 1/2 | 四分 | 呼13 |
27.2㎜ | 26.441㎜ | 20A | 3/4 | 六分 | 呼20 |
部位 | 最も確率の高い形状 |
給湯器本体 | R:管用ネジ |
古い(ひねるタイプ)蛇口の先端 | W:汎用ネジ |
古い(ひねるタイプ)蛇口の首振り根元 | W:汎用ネジ |
古い(ひねるタイプ)蛇口が壁につながっている部分 | PJ:管用ネジ |
新しい(レバータイプ)蛇口の先端 | M:汎用ネジ |
新しい(レバータイプ)蛇口が壁につながっている部分 | PJ:管用ネジ |
ホース状の水道管(フレキ管)先端 | G:管用ネジ |
R(テーパオス) | G(平行オス) | PJ(給水栓オス) | |
Rc(テーパメス) | ◎シールテープ | × | 〇シールテープ |
G(平行メス) | △パッキン | ◎パッキン | △パッキン |
Rp(平行メス) | 〇シールテープ | × | 〇シールテープ |
ネジ山ピッチ | Mピッチ1.0mm | Mピッチ1.25mm | Mピッチ1.5mm | Mピッチ2.0mm | Mピッチ3.0mm |
W山24=ピッチ1.058mm | △ | △ | × | × | × |
W山20=ピッチ1.270mm | × | △ | × | × | × |
W山18=ピッチ1.411mm | × | △ | △ | × | × |
W山16=ピッチ1.588mm | × | × | △ | × | × |
W山14=ピッチ1.814mm | × | × | × | △ | × |
W山12=ピッチ2.117mm | × | × | × | △ | × |
W山10=ピッチ2.540mm | × | × | × | × | × |
名称 | さびにくさ | コスト | 一般的入手性 |
ステンレス | さびない | 高い | 難 |
銅 | さびにくい | 青銅よりやや高い | 難 |
クロムメッキ | さびにくい | 青銅よりやや高い | 難 |
青銅(砲金) | さびにくい | 安い | 容易 |
黄銅(真鍮) | さびにくいが青銅に劣る | 青銅より安い | 容易 |
鋳鉄 | さびやすい | 最も安い | 難 |
2022.7月お知らせ:配管規格を簡単に変換できる一覧記事を作成しました。必要に応じてご覧ください。
自宅内の水道管や蛇口を分岐DIYできるか調べる方法 では、自宅のどの蛇口が分岐DIYできるか見分け、接続口の口径を調べる方法をご紹介しました。
しかし蛇口の口径が分かっても規格が分からないと分岐パーツは探せません。器具を買おうとしてR1/2やM20、呼13やW24山20など訳の分からない呼称に戸惑っている方はいませんか。
この記事では自宅の水栓や給湯器を分岐したり、あるいは浄水器、食洗機、ウォシュレット、ケルヒャー、シャワーヘッド、自動水栓、ホース口金といった器具を接続したい方のために、目的に合わせて絞った規格情報だけを整理してお届けします。
あなたが調べた自宅の蛇口の口径情報と、この記事の規格知識があれば、Amazonやホームセンターでどの器具を選んで買うのが正しいのか分かるようになります。
また、分岐DIYしてみたものの水漏れに悩まされている場合は、この記事を片手に接続口の形状が合っているか再確認し、適切な変換ニップルを買うかパッキン・シールテープを使用し、追いパッキンの手法を利用してみてください。きっと最短距離で解決に近づけるものと思います。
配管口径と接続口形状の早見表
面倒極まりないことですが、水道の世界は電気コンセントの世界と比べて規格が統一されておらず、分岐にあたっては口径のほかに形状とその種別を識別する必要があります。
さらに口径そのものについても、単に外径実寸ミリメートルで呼ぶ以外にインチや俗称など規格呼称が乱立しています。
このサイトだけであなたの調査目的が終わるよう、配管分岐目的に絞った情報を網羅的に整理しています。まずは種別の存在を認識した上で、口径の呼称を見分け、その上で形状を確認してみましょう。
配管のネジ種別
早見表を見る前に、「管用ネジ規格」と、「汎用ネジ規格」は全然別物であって、直接は繋がらないことを知っておきましょう。ここを混同したままだと、理解の妨げになります。
例えばG、R、Rc、Rp、PJ、PF、PT、IPS、NPT、A、分、呼びなどといったものは、管用ネジという規格に含まれ、口径を表す数字とともにG1/2や15A、四分、呼び13などど表現され、後述の口径と形状が合えば相互に接続できます。
また、W26やM22といったものは汎用ネジの規格であり、やはり後述の口径と形状が合えば相互に接続できます。
しかし、管用ネジのグループと汎用ネジのグループとでは、基本的に直結はできません。
例えばG1/2は外径21.7mmの管用ネジであり、M22は外径22mmの汎用ネジなので、外径が近いからなんとかなりそうに思えますが、グループが違うので全く適合しません。グループが異なると、ネジ山のピッチと角度が違いすぎてネジが進まないのです。
水道DIYの配管規格には管用ネジと汎用ネジのグループが存在し、グループが同じだと直結できる可能性があり、異なると直結は無理だと覚えておいてください。その場合は、直結でなく適切な変換パーツを噛ませれば接続はできます。
接続口の口径規格 早見表
例えばG1/2、15A、四分、W26、M22などの数字は、すべて接続口の口径サイズ規格を表しています。型番や説明書から口径を調べた人は、最初にこの呼称や規格の乱立に戸惑ったことと思います。下記の早見表のいずれかに該当するはずですので、確認ください。
型番や説明書が見つからない人でも、ネジ部の直径を測ってから読み進めてください。
ノギスや定規で接続口の直径外径を直接測ります。基本的に、ネジ山の外側外径です。上記写真だと、23mmです。
管用ネジ 口径 公的規格早見表
まず、管用ネジのグループから早見表をご覧ください。
配管外径(JIS) | ネジ外径 | A呼称(ミリ) | B呼称(インチ) | 俗称 | JIS規格水栓呼称 |
17.3㎜ | 16.662㎜ | 10A | 3/8 | 三分 | ー |
21.7㎜ | 20.955㎜ | 15A | 1/2 | 四分 | 呼13 |
27.2㎜ | 26.441㎜ | 20A | 3/4 | 六分 | 呼20 |
この表でヨコ並びの同じ行にあるものは全て同じサイズを表しており、単に呼び方が違うだけです。例えば 1/2と四分 は同じサイズを意味しており、どちらも外径21.7mmです。
逆に、例えば行の違う、20Aと呼び13 などとは明らかに異なる径を意味しているので、つながりません。呼び方ばかり複雑ですが、中身は単純にそれだけです。
しかしそれでは、例えば同じ行にある 3/4と呼20 はつながるかというと、これは口径が同じだけで形状が同じとは限らないので、まだ断定できません。口径が同じことは必要最低条件ですが、この後説明する形状も適合させるか、近似させる必要があります。
規格について詳しく知りたい方は、以下灰色の解説をご覧ください。読まなくても、一覧表通り理解していれば問題ありません。
管用ネジの解説
1/2や四分などと呼ばれる管用ネジの公的規格は、蛇口が壁や水道管に取りつく根元や給湯器でよくみられる、配管そのものの口径単位です。文字通り、配管のためのネジ規格です。
外径については、日本の規格であるJISと、米国の規格であるANSIとで異なりますが、その差は家庭の水道DIYに使う程度の太さの管においては0.5mmに満たない僅かなものであり、国内ではほとんどJISなので、気にしなくて良いです。
A呼称は口径をミリメートル単位で呼んだものとされていますが、現在は管のどこの寸法をも指してはいません。例えば15Aとあっても、管の外径も内径も15mmではありません。ただ、15A=外径21.7mmを意味します。
A呼称とは、かつて一般的だった配管規格の内径インチ単位を、ミリメートル単位に換算した上で、換算当時に対応していた外径に合わせた時、残った名残に過ぎないのです。
B呼称は口径をインチ単位で呼んだものとされていますが、こちらも現在は管のどこの寸法も指していません。例えば1/2インチとは12.7mmですが、G1/2などの管ネジは外径も内径も12.7mmではありません。ただ、1/2=外径21.7mmを意味します。由来はA呼称と似たような経緯です。
俗称については、B呼称の分母を8に通分したときの分子の値から来ています。
JIS規格水栓呼称とは、蛇口のJIS規格水栓サイズを表しています。この規格水栓は壁につく根元が管用ネジになっており、そこが呼13なら1/2サイズと決まっています。呼20なら3/4サイズです。
なぜ呼び13が1/2サイズで、呼び20が3/4サイズかというと、単にミリメートルをインチに読み替えて端数を丸めただけです。13mmは0.51インチなので丸めて1/2インチです。20mmは0.78インチなのでおおむね3/4インチです。
この口径規格について、読者の皆さんはどう思われたでしょうか?大多数の一般のかたにとっては、心底どうでもいい複雑にするだけの呼び方と感じるのではないかと思われます。早見表で見分けてください。
B呼称1/2の配管は外径21.7㎜、G1/2ネジは外径20.955㎜なら、つながらない?
配管外径(JIS) | ネジ外径 | A呼称(ミリ) | B呼称(インチ) | 俗称 | JIS規格水栓呼称 |
17.3㎜ | 16.662㎜ | 10A | 3/8 | 三分 | ー |
21.7㎜ | 20.955㎜ | 15A | 1/2 | 四分 | 呼13 |
27.2㎜ | 26.441㎜ | 20A | 3/4 | 六分 | 呼20 |
B呼称1/2の配管外径は21.7㎜で、G1/2ネジの外径は20.955㎜です。このように同じ数字でもそれが配管かネジかで、外径の値が若干変わります。
本来、雄ネジと雌ネジの内外径が異なるならつながりません。しかし、配管パイプというものはネジではありませんから、例えば単なる15A配管にはつながるつながらない以前にネジ山がありません。
しかし実態としては、便利のためにねじ山が最初から切られた配管パイプというものは沢山存在します。そして、例えば15AやB呼称1/2インチのパイプにあらかじめネジ山が切られている場合、そこはG1/2などと、この表どおりに対応しているのが実態です。20AやB呼称3/4インチのパイプならG3/4などとなっています。
要するにこの表の横並びは実態として同じ意味であり、つながると考えて差し支えありません。
汎用ネジ 口径 公的規格早見表
次に、汎用ネジのグループを解説します。
外径 | ウィット細目ネジ | メートル並目ネジ |
22mm | W22 | M22 |
24mm | W24 | M24 |
26mm | W26 | M26 |
この表でヨコ並びの同じ行にあるものは全て同じサイズを表しており、規格の数値は見たまんまそのまま外径のミリメートルを表しています。例えば W22とM22 は同じサイズを意味しており、どちらも外径22mmです。
逆に、例えば数値の違う、W24とM26 などとは明らかに異なる径を意味しているので、つながりません。
しかしそれでは、例えば同じ行にある W26とM26 はつながるかというと、これは口径が同じだけで形状が同じとは限らないので、まだ断定できません。口径が同じことは必要最低条件ですが、この後説明する形状も適合させるか、近似させる必要があります。
規格について詳しく知りたい方は、以下灰色の解説をご覧ください。読まなくても、一覧表通り理解していれば問題ありません。
汎用ネジの解説
汎用ネジは文字通りネジ一般に使われる規格単位で、数字がそのままネジの外径ミリメートルを指します。
W22山20などは、キッチンの蛇口に浄水器を付けようとしたときに、見たことがある人もいるかもしれません。
あるいは水道DIYに限らずとも、例えばプラスドライバーで締めるような小さな木ネジでも、M5とかそういう記述を見たことがあると思います。その場合は木ネジのネジ山外径が5mmだということです。こんなふうに幅広くネジ一般に使われる規格です。
W22山20などWで表現されるウィット細目ネジは、古い蛇口の先端やシャワーホースの根元などでよく出てくる単位です。
この規格は昔使われていたイギリス由来の物なので、日本では比較的古いタイプの蛇口や先端のキャップを外すと見られるものです。
M22ピッチ1.0やM24ピッチ1.5などメートル並目ネジは、レバーを倒す形式のキッチン水栓や洗面水栓、外国水栓において、やはり先端のキャップを取り外すとよく見受けられる規格です。
メートル並目ネジの規格はアメリカ由来のもので、比較的新しい蛇口の先端でよくあるものです。
数値の部分はミリメートルでなくインチ表示になっている場合もあります。1インチ=25.4mmで換算してください。
ウィット細目ネジとメートル並目ネジを目視で見分けるのは非常に困難です。分からない場合は、ピッチゲージを用いるか、後述の傾向表を用いて推定できます。
ここまでで、調べる接続口の口径がどの外径呼称に相当するか分かったはずです。あとは形状規格を識別すれば完了です。
接続口形状の調べ方と傾向早見表
つぎに、形状記号を推定します。以下の傾向表より推定し、以降の早見表へ進んでください。
配管接続部の形状 傾向表
部位 | 最も確率の高い形状 |
給湯器本体 | R:管用ネジ |
古い(ひねるタイプ)蛇口の先端 | W:汎用ネジ |
古い(ひねるタイプ)蛇口の首振り根元 | W:汎用ネジ |
古い(ひねるタイプ)蛇口が壁につながっている部分 | PJ:管用ネジ |
新しい(レバータイプ)蛇口の先端 | M:汎用ネジ |
新しい(レバータイプ)蛇口が壁につながっている部分 | PJ:管用ネジ |
ホース状の水道管(フレキ管)先端 | G:管用ネジ |
管用ネジ 形状 公的規格接続早見表
まず、管用ネジのグループから再び早見表をご覧ください。
R、G、PJ、Rc、Rp、PF、PT、IPS、NPTなどは、接続口の形状を表した記号です。これは下記の早見表で確認してください。
実際には先ほどの口径記号と組み合わせ、R3/4やG1/2などと表現されます。むろん、形状と口径の両方が適合しないとつなげられません。
R(テーパオス) | G(平行オス) | PJ(給水栓オス) | |
Rc(テーパメス) | ◎シールテープ | × | 〇シールテープ |
G(平行メス) | △パッキン | ◎パッキン | △パッキン |
Rp(平行メス) | 〇シールテープ | × | 〇シールテープ |
稀にPFとかPTという旧記号を目にするかも知れませんが、現在はPF=G、PT=Rです。例えば、PF1/2とあったら、それはG1/2という意味です。
外国製品を使おうとしている人は、IPSとかNPTというアメリカの記号に直面します。基本、IPS=G、ですが、口径の章で解説した通りアメリカ規格なので数字が同じでも外径がJISでなくANSIに依拠し、若干異なります。
また、NPTはRと同じテーパーネジではありますが適合しません。NPTのネジ山角度は60度であり、Rの55度と異なるためです。
それぞれの組み合わせにおいて、記載のシールテープあるいはパッキンが必須です。
◎の組み合わせならまず水漏れの心配は有りません。〇の場合は厚めにシールテープを巻く必要があります。△はオスネジの先端がフラットでパッキンが付けられる形になっていれば繋げられます。
たとえばR1/2とG1/2は、パッキンを併用できる場合に限りつなげることができます。
給湯器の場合、オスがRであっても先端がフラットでパッキンが合うようになっており、メスはRcだけでなくGでも合うことが多いです。
接続部の水漏れに悩まされる場合は、この形状表と前記の口径表を見てパッキンやシールテープを取り換え、後述の追いパッキンを試してみましょう。いずれも極めて安価にホームセンターもしくはアマゾンで手に入ります。
汎用ネジ 形状 公的規格接続早見表
次に、汎用ネジのグループから再び早見表をご覧ください。規格はこれで最後です。
WやMのネジは、例えば山20やピッチ1.0などといった数値が併記されます。これはネジ山のピッチを表しています。
実際には口径数値と組み合わせ、W22山20やM24ピッチ1.0などと表現されます。むろん、形状と口径の両方が適合しないとつなげられません。
ネジ山ピッチ | Mピッチ1.0mm | Mピッチ1.25mm | Mピッチ1.5mm | Mピッチ2.0mm | Mピッチ3.0mm |
W山24=ピッチ1.058mm | △ | △ | × | × | × |
W山20=ピッチ1.270mm | × | △ | × | × | × |
W山18=ピッチ1.411mm | × | △ | △ | × | × |
W山16=ピッチ1.588mm | × | × | △ | × | × |
W山14=ピッチ1.814mm | × | × | × | △ | × |
W山12=ピッチ2.117mm | × | × | × | △ | × |
W山10=ピッチ2.540mm | × | × | × | × | × |
ウィット細目ネジの山とは1インチあたりの山数を表しているので、例えば20山だと1インチ=25.4mmを20で割った割った値、1.27mmがピッチになります。
メートル並目ネジの場合は、分かりやすくそのままピッチを×1.0mmなどとミリメートル単位で表現されていることが多いです。
表で△の組み合わせにおいては、ピッチが近いため、家庭の水道DIYにおいてはネジ全長が短いので適合させられる可能性があります。まずパッキンで試し、無理でも追いパッキンとシールテープを併用すれば、多くは接続できるでしょう。
規格を揃える方法
万全を期すならあらかじめRとGなど異形状を変換する「ニップル」というパーツを使うと良いです。
しかしプロの工事でも、例えば給湯器に接続されている管(フレキ管)は多くの場合G平行メスの規格であり、一方給湯器の側はRテーパオスなので互いに形状が異なっているにも関わらず、異径変換ニップルを噛ませずそのまま接続してあったりします。
要するに、完全適合◎にこだわらなくても早見表〇か△ならとりあえず付属のパッキン付きで繋げてみて、ダメならシールテープを併用することにすれば安くかつミニマムに済みますし、実際そんな風に接続されている例もたくさんあるということです。
給湯器のお湯を分岐DIY ベランダ・庭でお湯を使う方法 では、この事実を応用してR1/2給湯器とG1/2分岐パーツ(チーズ)を変換ニップルなしで直結する方法を実演しています。参考にしてみてください。
ちなみにニップルなどの継手には形状だけでなく管径を変換できるものもありますので、覚えておくと使い道があります。上記の記事ではR3/4給湯器をG1/2洗濯機口金に変換する場合に対応するため、異径チーズという継手を使って管径を変える例として応用しています。
雄ネジのニップルと逆に、雌ネジの異形変換パーツもあります。ぶっちゃけ、変換パーツ自体は探せばなんでもあります。重要なのは変換したい規格をこの記事で出来るだけ正しく把握してから購入に踏み切ることです。
具体的なパーツ探しは下記をご利用ください。
水漏れ対策のコツ 追いパッキンとシールテープの使い方
早見表を使い、なんとか一見つながったように見えるのに、やっぱり水漏れしてしまうという人は、追いパッキンとシールテープを検討してください。
基本的に、テーパー(R、Rc、Rp、PT、NPT)以外の管はパッキンを締め込んで止水する原理です。ですから、ネジを奥深くまで締め込むことで、パッキンを圧着できるかどうかが成功を左右します。
Wネジ山22とMネジピッチ1.0 とでネジ山ピッチが0.27mm違うとか、GとPJで0.745mm外径が違うからといって、そんな僅かに適合しない程度で即水漏れとはなりません。
僅かに適合しなくても、ネジが奥まで進んでパッキンを締め込めれば良いのです。なので、ネジが進みにくく奥まで届いていない場合や、オスネジが短すぎてパッキンが浮いてしまっている場合は、径の適合する追加の追いパッキンを入れると解決します。
ネジがスカスカの場合はシールテープを併用しますが、あくまでパッキンを締め込むことを目指してください。
テーパーネジの場合でも、先端がフラットになっていれば同じ原理で、パッキンを圧着できると止水が成立します。
水道管分岐パーツ 素材による違い
Amazonだと気づかないかもしれませんが、分岐パーツを求めてホームセンターに行った人なら、同じパーツでも様々な素材があることに気づき、躊躇したことと思います。
素材による違いについては下記の早見表で大枠をつかみ、あなたの目的に合わせてチョイスしてください。結論としては器具の入手性からいって黄銅か青銅を推奨します。
なお、どの材料も家庭での水温や洗剤にはおおむね大差なく耐えられます。熱湯もOKです。
名称 | さびにくさ | コスト | 一般的入手性 |
ステンレス | さびない | 高い | 難 |
銅 | さびにくい | 青銅よりやや高い | 難 |
クロムメッキ | さびにくい | 青銅よりやや高い | 難 |
青銅(砲金) | さびにくい | 安い | 容易 |
黄銅(真鍮) | さびにくいが青銅に劣る | 青銅より安い | 容易 |
鋳鉄 | さびやすい | 最も安い | 難 |
コストについては、ステンレスが高く黄銅が安いといっても、実際上はパーツ一つにつきわずか数十~数百円の差にすぎません。
しかし形状ラインナップが豊富で一般的にホームセンターやAmazonで入手性がよいのは、安く加工性の良い物質である黄銅や青銅の製品が大半になります。
入手性を優先した方が楽に目的のDIYを達成できると思いますので、あまり高級な素材にこだわらず黄銅か青銅を使えば良いと思います。
その他の注意点
水道パーツでのクロムは、青銅をクロムメッキしたものです。青銅に比べ滑らかで美しい光沢仕上げになっています。
反面、汚れや指紋が目立ちやすく清掃の面倒な素材です。こだわる方や店舗向きであり家庭でのDIYには推奨しません。
ダクタイルに代表される鋳鉄管は比較的さびやすく、家庭での露出配管DIYにはあまり適しません。埋設など隠蔽部の配管むきです。
一番安い材料なので、異種金属併用による錆のリスクをよく理解した上でなら使うメリットもありますが、ナット付きチーズなど気の利いた便利な形状の製品がAmazonやホームセンターにあまりなく、入手性に劣ります。
なお銅、青銅と黄銅など異種金属を組み合わせると腐食の原因となりえますが、水に溶けたわずかな酸素と電位差で進行するためその速度は遅いです。
自宅の接続口の素材があらかじめ分かれば組合わせない方が良いですが、見た目でそうそう分かるものでもないと思います。
飲み水や埋設配管にするのでもない限り家庭でのDIYにおいてそこまで神経質になる必要もないでしょう。
ただし、しいて言えばステンレスと鋳鉄管の組み合わせは、鋳鉄が一方的にかなり錆びやすくなるので避けた方が良いです。
ちなみにPP(ポリプロピレン)や塩ビなどの樹脂はお湯に適さないものもあるので気を付けてください。一般に、灰色の塩ビ(VP)管はお湯に使えません。
樹脂の中でも茶色のHT管か、架橋ポリエチレンであればお湯も問題ないですが、架橋ポリエチレンは分岐パーツ(継手)が高価で入手性が乏しく家庭のDIYではお勧めしづらいところです。
自宅内水道管を分岐活用しよう
水道工事の世界は一般にあまりなじみがなく分かりにくいと思いがちですが、記事で必要な情報だけ見るようにすれば理解は難しくありません。
知ってみれば、電気のコンセントをタップで分岐するような感覚で水道もまた自分で分岐DIYできる可能性のあることが分かったと思います。
ぜひ、水道を分岐して出来ることを把握し、自宅のDIYに活かしてみてください。あなたの自宅に眠っていた利便性のポテンシャルを伸ばし、暮らしをさらに快適にできるでしょう。
実際に給湯器からお湯を分岐して、ベランダや庭で使う方法については実践編 給湯器のお湯を分岐DIY ベランダ・庭でお湯を使う方法 をご覧ください。
自宅を見回して分岐できそうな蛇口や水道管を調べたい時は、調査編 自宅内の水道管や蛇口を分岐DIYできるか調べる方法 に戻って参照ください。
おまけ:一番簡単な水回りDIYは何?
最も簡単で効果の高い水回りDIYは、食洗機とトイレのウォシュレットです。興味のある方は、以下の記事をご覧ください。
読者コメント
突然の質問で失礼いたします。
トイレの手洗い水栓を自力で交換しております。
SANEIのPH31-32(排水栓)とPH781-1(トラップ)を接続できる
アダプターのようなものを探しています。
メーカーに問い合わせたところ、接続できないと言われてしまいましたが
諦めきれずに何か手はないかと検索し続け、こちらのサイトに辿り着きました。
お知恵を頂けますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
こんにちは。排水DIYなんて凄いですね!
成功すれば、何でも好きなおしゃれボウルで洗面台が自作できるようになりますね。
工夫次第で、玄関に感染症対策とか好きな場所に手洗いが作れるかも!?
さて問題の件ですが、限られた手がかりなので、あくまで以下を参考の知恵としてご利用ください
32φのツバ付直管をPH31-32とPH781-1の間に噛ませれば、適正に接続できるように見えます
手順はこの企業サイトの動画が部分的な参考として、分かりやすいと思います。
PH31-32とPH781-1には、どちらも最初からナット(動画でいう固定リング)とパッキンがついているように見えるので、それを外してからツバ付直管に通して使えば、他に何も不足はなさそうです
漏れる場合は追いパッキンをトライしてみてください。排水管は普通のパッキンより丈夫なものが必要なので気をつけてください
ただ、メーカーが接続できないと回答してきているのが気になります。。
PH781-1には公式サイトでも接続部の径が何も書かれていないので、何か独自の特殊な形状をしている、という可能性もあります。
そこで提案ですが、このリンクからは買わず、まず元の交換前の排水管をもう一度見てみてください。外したら古い32φツバ付直管が手に入る可能性があるので、その場合流用すれば良いです。
無い場合は、yukariさんが既にお持ちのパーツ2つとも持って、機会があれば大きいホームセンターへ行き、32φツバ付き直管を探し出してこっそり繋げてみてはどうでしょうか。
それで手応えあったら、そのまま買うようにすれば、無駄金とガラクタを減らせると思います。
ご存じのとおりDIYは最終的には自分次第ですが、この知恵が多少なりと助けになれば幸いです。
排水DIYはとても良い試みだと思いますので、がんばってください
シャワーヘッドアダプター:オネジG1/2=ネジ谷内径21.7mm + メネジ(ウイット細目ネジ:ネジ山外径ノギス計測で23.0mm)を探しています。
これですかね?G1/2凸凹W23山14
水道蛇口変換ニップル一覧と適合パッキン一覧を使うと簡単に探せますよ
「A呼称とは、かつて一般的だった配管規格の内径インチ単位を、、。」
このように、聞かないと理解が困難しかし広く告知されていない話、を貴重にも解説くださりありがとうございます。
この問題は根が深く、「呼び」という通称寸法の流布に原因があります。
呼びとは、人々が各々の時代に便宜上定めた寸法に関する呼び方のならわしです。A呼称もB呼称も、呼びの一種です。
ですからA呼称やB呼称を定めた当時には、その数字が配管の内外径その他どこかの部分の寸法に近似していた時代があります。
しかし技術が進めば同じ外径でも肉厚を薄く作れるので内径は変わっていきますし、逆もあります。インチが主流の時代もあればミリが主流の時代や国家もあるでしょう。
主流が変わる時点の時代の技術レベルで内径なり外径に合わせて呼び直すので、A呼称とB呼称同士でも数字の換算が一致しなく、そうして今、AB呼称が示す数字は実態のどこをも指してはいないという状態になりました。
さらにややこしいことに、呼びの数字というものはそれを定めた当時の時代においても、必ずしもどこかの部分の寸法に完全一致しておらず、近似値に過ぎない場合が多々あります。
例えば小数があると呼ぶとき面倒くさいので切り上げるなどです。インチをミリに換算した時も同じ問題が生じるでしょう。
呼びの概念は配管だけでなくネジの世界にもあり、同じような混乱を生み出しています。
難しい言い方をすると、呼び寸法には「用語の定義」がありません。
法文やきちんとした規格の世界では混乱を避けるために必ず用語の定義がありますが、呼びは時代の多数派、影響力を有する団体が形成する近似値の略称なので、きちんとした定義がありません。
当代においては実態を反映していて便利なのでみんなが使い、流布してしまいますが、時代が下ると害悪でしかありません。
ではどうすればいいか?現代においてそれぞれの「呼び」がお互いにどう関係しているのか、どれとどれが同じ/違うなのかを表に整理してしまえば、各呼びの定義や根拠や歴史が不明・無理解なままでも、強制的に使用できるというわけです。
非常に助かりました。情報・電気寄りの業界にいるものです。海外に在住しており、仕事でも工具を使うことはあり、大抵のDIYにはそこそこ慣れています。配管系にはあまり詳しくないものの、単なるパイプの接続ということなので必要な知識は単純なはずなのですが、調べているうちに配管作業での専門性、もしくは新規者を拒む原因として、このくだらない規格問題があることは直感的に感じておりました。
結局は大したことでない割に無駄に複雑で調べるのは本当にめんどくさいです。このページは本当に役立ちました。DIYでの配管作業の入門時の難しさの7割近くはこの規格問題かと思います。なのでこのページを読んで理解できれば家庭でのDIY配管に必要な中核知識はほぼ得られ流と言っても過言ではないですね。
あえて言うともう少し参考画像を使用して直感的にわかるようにしたらいいと思います。デジタルノギスと実際のネジ部分やパイプ直径を視覚的に見せるとかです。そうやって、もう少し文章を増やしズブの素人でも分かりやすいように(今でも十分に分かりやすいですが、それは私がDIY経験を積んでいるからというのもあると思います)まとめて500円ぐらいの電子版書籍にでもしたら売れるんじゃないでしょうか? 私は買います。
それはともかく感謝です。ありがとうございました。
海外でも役立てていただけるとは思ってもみませんでした、良かったです。
おっしゃるとおり中身が1でしかないものを5とか8とか言って専門ぶっているような、あるいは自助努力を放棄させ高額工事を掴ませる邪悪な障壁なのか?と勘ぐってしまいたくもなりますよね。
実のところこのページの統計情報上は、アクセスの8割を平日の日中が占めています。
つまり。。DIYユーザーより同業者が業務閲覧している(笑)私たち業界側の人間は正確に調べ尽くす必要があるので、余計に苦労している側面があります。
よって貴見のとおり、いまこの記事はズブの素人よりある程度素養のある人が読んでいるから理解できている面があるだろうと、私も同様に推察してはいました。記事冒頭説明の通り私の個人メモの域です。
一般の人はおそらく、最初に測った23mmのネジが結局どれに該当するのか最後まで識別実例をガイドしてほしいでしょうし、管用Gネジと汎用Wネジがつながらないのは分かるけど見た目でどう違うのか写真を添えて識別できるようにしてほしいと、きっと思うことでしょう。。ちょっと今ほかに書きたい記事が山ほどあって手が回ってません。
AI対策のために有償化か無償メアド登録制は新規記事で試そうかと考えてましたが、読者の面倒を増やす点が純粋なマイナスであり、超えられずにいました。非合理すぎる。
読者もおそらく、数百円にさしてこだわらなくとも購買や登録の手続き、プライバシー防御が面倒くさいのでそういう有料記事やアカウント登録等は敬遠する人が極めて多いだろうと推察してます。
しかし、たしかにAmazonで売れるタイプの電子書籍なら皆すでにAmazonのセキュリティ下でアカウントを持っているわけで、私が躊躇していたマイナスはありません。
維持コストがゼロならゼロ円で出品すれば読者コストのマイナスもなくなります。
よく分かりました。貴重なヒントをありがとうございました。
海外での暮らしも、DIYしてますます楽しんでください。
はじめまして、いろいろ探し果てて辿り着きました。
ご質問して良い内容か不明でしたが、不適切であればスルーしてください。
現在、自作洗面台をDIYでチャレンジしているのですが、
(床に給湯水口および排水口、中空に棚板&洗面ボウルで接続予定)
↓ここの画像な感じです
https://amzn.asia/d/g3IbMmV
(ちなみに完全素人です)
おマヌケなことに、水栓の給水ホース(フレキホース?)の長さが床まで全く足りず、どうしたものかと考えているところです。
↓こういうものです
https://item.rakuten.co.jp/jjonline/drk3abntanko2txmx65hhszrfa/?scid=wi_ich_androidapp_item_share
規格や部品など分からないことだらけですが、
フレキホースの給湯水口への接続部分は直径20mmくらいなのでG1/2なのかと(この規格で部品探しの入り口から躓きます)
本来は長いフレキホースを購入すれば万事解決かと思ったのですが、
ネットで探してもホームセンターで聞いても見つからず、
また解決策もネットでは出てこず。
止む無く別プランの検討をしている状態です。
素人考えでは、フレキホースを連結(つまり延長です)できれば解決な気がしますが、
そのような部品がわかりません。
これが無理なら腹案としては、給湯水口に「給水管(真っ直ぐ上に伸びるパイプ)」を立てて、
(現在の短かい)フレキホースと接続するという案。
↓ここの画像にあるような、給水管+フレキホース
(ただ、止水栓が必須なのかというのもよくわかりません)
https://shop16.fztmedetyakut.com/content?c=%E6%B4%97%E9%9D%A2+%E5%8F%B0+%E3%81%AE+%E6%8E%92%E6%B0%B4+%E7%AE%A1&id=25
文字で伝わるか不明ですが、
このような状況でお知恵をいただけることないでしょうか。
どうぞよろしくお願いします。
はじめまして
自作洗面台DIYなんて凄いですね!早速進めましょう
まずフレキの規格を再確認する必要があります。
市販によくあるフレキはほとんどの場合G1/2ですし、実際測って20mmくらいということなので、記事通りG1/2(ネジ部外径20.955mm)である確率は高いです。
可能ならそのフレキを持ってホームセンターへ行き、適当なG1/2のニップルをこっそり付けてみて確認すれば良いと思います。
仮にフレキがG1/2だと確認できたとしても、受け側の、床との接続部もその径で良いのか確認しましょう。
次に必要なフレキの長さを確認する必要があります。常識的に洗面台の高さは750~850mmくらいなので、床まで伸ばすなら1000mmくらいでしょうか。
2回も寸足らずだと悲しいので、自身でよく測り余裕をもって設定してください。
そのうえで、フレキを取り替えるならば必要な長さのメートルフレキや長尺フレキを探して取り替えれば良いと思います。取り替える場合は、旧フレキを外す水栓側の径も確認しておく必要があります。
給水管は水圧で水を送るので、多少長くてダブついても問題は起きません。
延長するならば延長に必要な長さのフレキを同様に調達し、フレキ延長ニップルを噛ませればOKです。
リンクはいずれもG1/2のものです。径が異なる場合は、それがどの径であるかを記事に沿って推定し、その上で適合する変換ニップルを噛ませればOKです。
どのような方法を取る場合にも、全ての接続部にパッキンが必須です。ふつう、買ったフレキに付属してくるものですが取り付けるときも忘れないでください。
予め適合する追いパッキンを購入しておき、問題が生じたときすぐに追加できるようにすることをお勧めします。G1/2の場合は呼13パッキンが適合します。最初から二重パッキンにしておいても良いと思います。
コメントを見る限りは、ネットやホムセンから突っぱねられてしょんぼりするような必要はなく、DIY心折れかけさんが最初にみずから考えたフレキ交換ないし延長の解決策で何も問題ないように思います。
いま直面している問題には確実に出口があると思うので、安心して現状を調査し、手順を進めてみてください
本日ホムセンでフレキパイプと並行ニップルを買ってチャレンジしました。
内径が20mmくらいなので、当初バイブ他も20の規格を買う必要があるのかと思いましたが、
野生の勘で思いとどまって13にしました。
(実際にはこのあたりが素人には難しくなる瞬間なんですよね。なぜ13なのか)
結論は無事接続できました。
ご助言いただき、本当にありがとうございました(助かりました)
後日談としては、ワンレバーの混合水栓ですが、右側に倒してもなぜか水が出ない(笑)
別問題にぶつかりました。
DIYはこの手の障壁だらけですが、
また立ち向かっていきます。
何はともあれ、通りすがりの者に大変貴重なご意見をいただき、本当に助かりました。
ありがとうございました。
あなたが動物的なセンスで飛び越えかわしてみせた罠は、呼び13というもので呼13=G1/2=ネジ外径20.955mm=内ネジ内径20mmくらいです。
あなたにはおそらく才能があります。
ネットやホムセンの情報を調べるのは大切で欠かしてはなりませんが、しかし、あなたにはそれで自分の考えや望みを捨てて変更しなければならないほどの不足はないと、結果が示しています
混合栓というものはお湯と水の両方をつないで、水栓の中で混ぜて放出する水栓です。片方が出ないのは、他方の管を繋いでいないか、管元を開栓していないからかもしれません。
最も正しく推理が出来、答えに近い場所は現場です
今度はきっと、同じようにまた調べてもひとりでご自身の新たな推論を試せる、自信はなくとも確信に到れるときがくると思います。がんばってください
いつか問題が片付き時間が出来たら、この文書をゆっくり読んでみてください。読破が目的ではないので、最初の表から順番にゆっくりとです。
問題が片付く前は意味の分からなかった古文書みたいな文字や記号のすべてが、光り輝いて身につくと思います。それが何の役に立つかは、あなた次第です
こんばんは。
名もなき通りすがりに親切にしていただいたお礼は、
体験しか無いだろうということでせめて後日談をお届けします。
先週末に現地に赴き、無事クリアしました。
実際はキッチン水栓(前回片方が出なかったほう)と、
自作の洗面台の2つがありまして、
ともに無事解決しました。
ちなみに片側が出ない云々言っていたのは、
水栓のシャワーホースを水栓の給水側に付けていたためという何ともポンコツなオチで…大変失礼しました。
ともに教えていただいたフレキパイプ等で接続しまして、
水・お湯ともに抜かりなく流れるようになりましたとさ。
というわけですが、やってみて思うのは、
・なぜ通常のキッチンで、通常の水栓器具セットなのに、
長さが足りないのか(いや海外製品など使ったから普通じゃないのか)
・標準的に足りないとすれば、必然的に延長等が必要になるわけで、
その手の部材や接続方法など分かりやすい情報がない
・加えて、やはりこの記事にあるような複雑な規格
これらが組み合わさって、そりゃいきなり突きつけられても分からんわなーと思いますね…。
世界に同じ悩みにぶち当たる方が千に1人いるかもしれないなと思い、この投稿も多少は誰かの役に立つことを願っております。
ともあれ、何より親愛なるデフラグライフ樣に心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。
(しかしながらDIYはまだまだ続く…)
全クリア!おめでとうございます
ここに残した足跡は特に、同じように途中までDIYアイテムを買い込んだ状態でネットやホムセンに全否定されたひとにとって、励ましになると思います。
そして何より、DIYはまだまだ続くとのことなので、時間が経てば他ならぬあなたの役に立つときがまた来るかもしれません。
今回感じた、失敗したかもと思って焦った時の感情、オチに気づいて安心した時の経緯、やってみて改めてなぜなのかと思ったこと、これらは全て流れていってしまいます。
がしかし、足跡が残っていれば、時が過ぎて経験を積んでからもう一度ここを読んだ時に、感じていた多くのことを乗り越えて成長した自身がはっきりわかり、謎に思っていたことにも察しがついて、再びあなた自身を励ますときが来るでしょう。これが、失敗がかけがえのない経験に変わる時の具体例です。
ともあれ、素敵な洗面台で楽しい生活を!