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【Windows】PDFの解像度を下げて高速印刷する方法

会社でスキャンしたPDFの中には、プリンタで印刷するとやたら遅くなって途中のページが飛んだりダブったり出てくるものがあります。PDFファイルの容量が重すぎるのが原因です。

ならばPDFを軽くすれば良いのですが、変な広告付きアプリを入れるのは嫌だし、公式Adobeにある最適化や圧縮をやっても大して変わらない。手動で設定をいじったらページの縮尺自体が縮んでしまう。

何しても焼け石に水で、結局少しずつ分けて印刷して対応した経験はありませんか。送ったPDFでそうした苦情が来て、困った経験もあるかもしれません。

【Windows】PDFの解像度を下げて高速印刷する方法

解決の決定打は、解像度を下げることにあります。圧縮は時間の無駄です。早速片付けてしまいましょう。この記事の方法には以下の特徴があります。

  • スムーズに印刷できる:何十ページあっても最後までスムーズにいつも通り印刷できるように、PDFファイルが直ります
  • 公式:PDFのAdobe公式アプリ、Acrobatにある無料機能だけ使い、今すぐ完結できます。ただし、無料のReaderでは不可です。無料でやりたい方は、フリーソフト「PDF Compressor」などを用いて解像度300dpiを指定してください。この記事では割愛します。ちなみにMircrosoft Print to PDF は600dpi、標準の重いPDFは1200dpiです。
  • 解像度設定自由:解像度は自分の自由に選択できます。なお記事では推奨する解像度を300dpi(A3以下の用紙に印刷する場合)としていますので、急ぐ方は300で進めてください。
  • ファイルサイズが1/4になる:元のファイルサイズや設定した解像度にもよりますが、多くの場合ファイルサイズが約1/4になります。元が12MBなら3MBです。メール添付などに便利です。
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WindowsでPDFの解像度を下げる方法

初期設定

PDFの解像度を下げて印刷の問題を解決するには、Adobeの公式PDFアプリ、「Acrobat」が必要です。有償ですが、会社のPCなどでは意外と最初から入っていたりするので調べてみましょう。

ProやDC、Standardなど、OKのものがある場合は、印刷ダイアログに「Adobe PDF」という選択肢が出るのでそれで分かります。なお無料のAcrobat Reader DCは不可で、ダイアログにも表示されません。

持っていない場合、「Microsoft Print to PDF」を使って、PDFを再印刷することで600dpiまで下げることができます。しかし600程度では解決にならない場合もあるでしょう。

その場合は、適当なフリーソフトを使用し、300dpiにしてください。「PDF Compressor」などが適当と思います。

PDFの解像度を下げる実践

WindowsでPDFの解像度を下げる方法

まず、問題のPDFを開き、ファイルメニューから印刷を選択してダイアログを開ききます。

次にプリンターで「Adobe PDF」を選択し、いつも通り印刷設定した後、「プロパティ」をクリックしてください。「Microsoft Print to PDF」ではダメです。

詳細設定

プロパティに入ったら念の為用紙の向きを正しく設定し、レイアウトタブから右下の「詳細設定」を選択してください。

印刷品質

すると詳細オプションダイアログが出るので、「グラフィックス」の欄から「印刷品質」プルダウンメニュー押し、好きな解像度を選択してください。推奨値は300dpi(ppi)です。

600で成功する場合もありますが、確実に早く印刷できるのは300です。なお、大抵のPDFは初期値が1200dpiですから、それ以上の値を選択してはいけません。余計にファイルが重くなって印刷できなくなります。

以上で設定は終了です。右下の「OK」を押し、印刷を実行すると指定した場所に解像度縮小版のPDFが生まれます。用紙の外形サイズは変わりません。

画質はどうなるのか

解像度を下げると、画質は落ちます。

印刷画像は高画質なほど良いに決まってます。しかしそのためにあなたの印刷作業が滞って結局分割したり、メール添付にも読み込みにもサイズが大きすぎて苦労したりしたのでは、頻繁に支払うストレスと得られる価値が割に合ってきません。

でも、画質を落として汚くなったら最悪です。ではどうすればいいか。

画質はどうなるのか

それには、世間のみんなが使っていて支障のない平均的な画質がどの程度なのか知り、それを下回らない範囲に画質をそろえ、最適化することが一つの方法です。

平均的な印刷画質は、300dpiを推奨します。この記事に辿り着いた人は、A3以下の用紙に印刷する目的で、とにかくスムーズに印刷できればわずかな画質の差は気にしない状況という人が多いでしょうから、それなら300です。

数ページ印刷してみて、不満なら上げてみても良いでしょう。それでもA3印刷なら600もあれば十分だと思います。ちなみに、多くのPDFファイルは初期設定で1200dpiです。

解像度について詳しく知りたい方は iPhone写真画像サイズ縮小の最適解像度 送るときや容量確保用 をご覧ください。細かいことは知らなくてもA3書類は最低300dpiと覚えておけば、大抵どうにかなります。

解像度を確認し、印刷する

解像度を確認し、印刷する

結果を急いでいる人は、作った解像度縮小版PDFを今すぐ数ページ印刷してみましょう。すぐに、スムーズになったと気づくはずです。画質が許容範囲なら、このまま印刷を完了させてください。お疲れ様でした。

画質が話にならないと思ったなら600に設定し直して圧縮すれば、A3印刷ならばそれで大抵の場合解決します。

ちなみに解像度300としたなら、ファイルサイズは多くの場合、元のサイズの1/4程度になります。多くのPDFファイルは初期設定で解像度1200dpiだからです。元が6MBのPDFなら、1.5MBくらいになります。メール添付などに有用です。

参考:変更前のファイルサイズ

参考:変更前のファイルサイズ

参考:変更後のファイルサイズ

参考:変更後のファイルサイズ

解像度とは

解像度とは

Windowsの画面プロパティ設定を覗くと上記画面のように解像度チックな値が表示されますが、ここに書いてある解像度は画面全体のピクセル数を表しており、今回扱ったものとは違います

この設定だと、画面に表示するデータの外形サイズがヨコ1920ピクセル、タテ1080ピクセルという大きさという意味です。ピクセルとは画像を形作るドット点の単位です。普通は「画面サイズ」などと表現する方が多く適切だと思います。

よくテレビなんかだと2Kとか1080pとかそういう値を見たことがあると思いますが、それのことです。画面のデータサイズです。

解像度

一方今回操作した「解像度」は、1インチあたりに何ピクセルのドットが詰め込まれているかという、密度を表しています。1200dpiなら1インチ四方に1200粒のドットです。要らないですよね、重いし。それを今回300粒に減らしたというわけです。

オーバースペックな画質を落とし、世間の平均に合わせよう

オーバースペックな画質を落とし、世間の平均に合わせよう

記事ではAdobeの公式PDF無料アプリ、Acrobatだけを使ってPDFの解像度を落とし、印刷をスムーズに済ませる方法を解説しました。

ネットには画質を落とさず圧縮・印刷する方法が溢れていますが、そんなうまい話で減らせるデータ量はたかが知れており、印刷が滞るほどの状況にあるPDFファイルに対しては焼け石に水です。

圧縮、変換、解像度、dpi、最適化、ポストスクリプト、イメージ出力、、、マニアックな知識よりもまず、解決の方法を試してみましょう。

印刷が首尾良く終わったなら、以下の記事より興味のあるものを覗いてみてください。きっと、今回の知識がより良く分かり、楽しく便利に使えるようになります。