充電器さしっぱなしでもバッテリー劣化を防ぐ格安簡単な方法【家電タイマー化】

WiFiやBluetooth機器、ダイソンやルンバ、スマホやニンテンドースイッチなど、充電器差しっぱなしや充電台置きっぱなしで使いたいけど、過充電の気になるバッテリー内蔵機器というのは多くあるものです。

近頃はほとんどのバッテリー製品が、劣化した時バッテリーだけを交換することができなくなっているので、過充電による劣化は死活問題です。

でも、常に繋いでいないとONOFFが面倒臭く、いざという時充電切れで困る。ではどうすればいいか。

充電器さしっぱなしでもバッテリー劣化を防ぐ格安簡単な方法

それには、充電器差しっぱなしで常時ONにしていても、過充電によるバッテリーの劣化を防ぐことのできる、間欠タイマーの仕組みを整えるのが良い対処法になります。格安簡単なので、サクッと解決してしまいましょう。

この記事を著作する専門家

一級建築士

この記事は、これまでに複数の家庭用電気DIYアイデアを提案し、また業務で建築用最新の各種電気設備を知る立場にある、一級建築士の筆者 デフラグライフよりお送りします。

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バッテリー劣化の原因と対策

もう他のサイトやテレビで十分見聞きしていると思いますが、今ある機器のほとんどはリチウムイオンバッテリーという充電池なので、充電が空っぽの状態と満タンの状態、そして高熱の状態が劣化を早める原因となります。

充電器を繋ぎっぱなしにしていると、常に100%の上に過充電で発熱するため、バッテリーの寿命を大幅に縮めてしまいます。

一方、小刻みに継ぎ足し充電しても寿命に影響はほぼないという強みもあります。昔のニカド電池ではタブーでしたが、今はむしろ逆というわけです。発熱するフルと、空っぽを繰り返すのでなく、チョイ足し充電が良い。

今のバッテリーの劣化の原因と対策
24時間タイマーになっていて、ツマミを押しておいたところだけ通電する仕組みです

ならば、20〜80%の間で充電をチョイチョイ行ったり来たりするようにすれば良いのです。繋ぎっぱなしでも自動的に。それには間欠タイマーを使えば一発です。

Rakuten Mini

例えばRakuten Miniとかバッテリー内蔵のポケットWifiを、家で繋ぎっぱなしにしてテザリングでインターネットしたい時、コンセントに間欠タイマーをつけ、給電を数時間ごとにON/OFF切り替わるように設定します。本体側の電源は常時ONにしっ放しです。

すると、ガンガンAmazonプライムを見た時とかはジリジリ減りますが、ちょいちょい充電されるのでなかなか尽きません。一方あまり見なくても、チビチビ充電しては止まるので、100%になるまでの時間を大幅に延長できます。

15分の間欠

使用しながら充電される時間帯は発熱する前に停止するよう、15分の間欠にするとか時間の間隔を短く小刻みにすることもできます。

デジタルタイプ

時間の間隔は自分で自由に設定できますし、デジタルタイプなら曜日によって変えることもできます。自分の使用スタイルに合わせて調整すれば、ちょうど良い間欠運転の設定はすぐに見つかるでしょう。

使い方の例

WifiやBluetoothトランスミッターのような、家で常時使用し時々バッテリーで持ち出したいものの他、例えば充電台つきの機器類が適します。

使い方の例
出典:ダイソンスタンド簡単DIY ルンバOK公式純正品活用自作

ニンテンドースイッチ、ルンバ、ダイソン、髭剃り、電動歯ブラシ、掃除機、ケルヒャー、高圧洗浄機、寝る前のQi無線充電クレードル、電動工具、ラジオ、ヘアアイロン、旅行用ドライヤーなどが考えられます。

要するに、時々しか使わないのに、充電台に置きっぱなすと常時充電されて急速劣化させられる、でも台に置いてスタンバイしてないと不便なタイプの品々です。

ハンディ扇風機

それと、以前に世間で流行ったバッテリー内蔵のハンディ扇風機にも使えます。そんなものにタイマーをつけて何するかって?以下をご覧ください。

あとは単にバッテリーじゃない普通の扇風機のような機器でも、交互にオンオフしたり特定の時間帯だけONするみたいな制御が可能になります。

USB機器のタイマー化も分岐も思いのまま

USB機器のタイマー化も分岐も思いのまま

どういう機器であろうと、根元のコンセントにタイマーをつけ、そのタイマーに器具を挿すだけで間欠充電あるいは間欠運転できるので、何にでも通用します。

USB機器をタイマー間欠充電したければ、タイマーにUSB充電器を挿し、そこから機器の充電をとるだけです。

コンセントが遠ければ、普通の延長タップで伸ばした先にタイマーを付けるだけです。一つのタイマーで複数制御したければ、いつもの三又分岐を差すだけです。ごく普通のコンセント器具の延長感覚で誰でも使えます。

使い方の例
我が家は5台くらい使ってます。カバー付きや延長ケーブル付きタイプなんかもあります。

非常に簡単で直感的、壊れにくく安全なので、電気機械の苦手な方でもすぐ使えます。

実家のご両親がラジオを消し忘れて寝てしまう、でもオフタイマー付きのデジタル機器はよくわからん、使い慣れた道具を使い続けたい、などあれば、そういう場面にぴったりです。

これでもう、つけっ放ししか出来なかったつまらん機器も、おやすみタイマーや間欠運転機能付きに早変わりです。

あるいは高価なバッテリー内蔵機器の買い替えに、やたら短いサイクルを強要されることもなくなります。余計な電気代も節約できます。

アナログタイプ

アナログタイプなら見たまんまONにしたい時間帯のツマミを押しておくだけなので、初めてなら安いアナログを1個試してみれば、すぐ気にいると思います。

ひとつ試し、こういうことも出来るのか。。と知っておくだけで、今後の暮らしの機器を扱うときグッと応用の幅が広がります。

間接照明の制御にも最適

ムーディーな間接照明を、部屋に客が居る時に自分でスイッチオンしたら、あざとすぎます。タイマーを使えば、夕闇どきが近づくにつれて自然点灯させられます。

間接照明は最も簡単で効果抜群の電気DIYです。高価な機器は必要ありません。適当な安いクリップライトを買ってきて、テレビや収納の裏に本体光源を隠し、光だけ漏れるように試してみましょう。

そんな奥にクリップライトを隠し込んだら、操作が大変・・・、そうです、そこでタイマーが役立つというワケです。もう高価な制御盤や間接照明専用機器は必要ありません。

自動的にバッテリー劣化を防止しよう

自動的にバッテリー劣化を防止しよう

記事では格安で簡単に設定できる間欠タイマーを使って、機器類を充電器に繋ぎっぱなしでもバッテリーの劣化を自動的に防げる方法を紹介しました。

常時充電台に置くがために、すぐバッテリーが劣化してしまうような不親切な設計になっている機器類の、頻繁な買い替えサイクルに付き合わされる必要はもうありません。

早く対策すればするほど、バッテリー内蔵機器の寿命は伸びますから、コンセントに差すだけのこの方法を試してみましょう。まずは安くて簡単なアナログタイプがおすすめです。

もうバッテリーのせいで買い替えさせられること自体にうんざりしている人は、互換バッテリーを自分で交換する方法、買わずに使う方法、保険でヘッジする方法のあることを以下の記事で読んでみてください。

バッテリーで買い替えを強いてくる企業の言いなりにならずとも、いくらでも、あなたのお気に入りの道具たちを、大切に長く使い続けられる方法があります。

おまけ

間欠タイマーは店舗内装やオフィス受付のような賃貸や、マンションモデルルームなど仮設的な場面で電灯を自動制御するときに役立ち、むしろ家庭よりも業務・商業用に広く使われています。

あなたも普段素敵なカフェやショールーム、スタジオの照明に感心したなら、その器具のケーブルの根元がどうなっているか観察してみましょう。

今回買ったモデルと全く同じタイマーがついているかも知れませんし、何やら面白そうなボタンがいっぱいついた四角い箱や、家庭用クリップライトでは見たこともなかったような、奇怪な台座がついていたりするかも知れません。

そうしたら型番をメモして検索してみましょう。あなたのお部屋のDIYをもっと面白くするアイデアが、見つかるかも知れません。当サイトにも色々あるので、楽しんでみてください。

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